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誤訳0トレーニング の商品レビュー

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2022/03/13

我ながら、誤訳本、好きだね~と思う。この手の本を見るとつい手が伸びる。 越前さんの本とか好きすぎて。 基礎部分は、あまりにもベーシックなことが書いてあって、私は翻訳はまったくの素人で門外漢だけど、ぜんぶ当たり前で常識的なことばかりに思えた。 プロを目指すような人ならこんなこと言...

我ながら、誤訳本、好きだね~と思う。この手の本を見るとつい手が伸びる。 越前さんの本とか好きすぎて。 基礎部分は、あまりにもベーシックなことが書いてあって、私は翻訳はまったくの素人で門外漢だけど、ぜんぶ当たり前で常識的なことばかりに思えた。 プロを目指すような人ならこんなこと言われなくても分かるのでは・・・とも思ったけれど、この本はミスのパターンがカテゴライズされているので、提出前に自己チェックするとき、これをもとに効率よく確認できて、きっとすごく役に立つんだろうな、とも思った。 私にとっては後半の練習問題の方がおもしろかった。ふだんあまり読まないジャンルの問題が多かったからかも。 特に、英→日じゃなくて、日→英は、私はもう全く苦手だし、そもそもメール書くくらいしか自分ではしないので、なかなかよい頭の体操になった。 答えがあるって、いいよね!(=自分が何か英語で書く時、答えがないからつまらないし、いつまでも成長しない…)

Posted byブクログ

2020/12/04

本書を通して、訳本を読む際に抱く違和感の原因が明らかになった。誤訳には、単純な知識不足をはじめとし、ニュアンスの違いや語彙選択の問題などの様々な背景が潜んでいるということを学んだ。例えば、コロケーション(単語同士の固定化した結びつき)の知識不足による誤訳には、「(人に)指示を出す...

本書を通して、訳本を読む際に抱く違和感の原因が明らかになった。誤訳には、単純な知識不足をはじめとし、ニュアンスの違いや語彙選択の問題などの様々な背景が潜んでいるということを学んだ。例えば、コロケーション(単語同士の固定化した結びつき)の知識不足による誤訳には、「(人に)指示を出す」という日本語につられ、"contact with+人"を"contact to+人"としてしまったり、「~に反対する」を"opposed~"ではなく"opposed to~"としてしまったりする等が挙げられる。また、「きつい坂」を"steep hill"ではなく"sharp hill"とするような一見気づきにくい誤訳もあるため、洋書や洋画等を通して、文脈から言語学習していくことが重要であると考えた。他にも、コロンやセミコロンのロンの使い方などの役立つ知識も紹介されており、引用符とピリオドの位置関係などは私自身誤って使用していたため、非常に勉強になった。

Posted byブクログ