めぐり糸 の商品レビュー
まだ途中ですが、脱落しそうです。 夜行列車にたまたま乗り合わせたご老婦に、これほどの分量の自分語りを聞かされる若い娘さんが不憫に思えて内容がなかなか入ってきません…。
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360ページあたりまでは読むのに苦労したがそこからは一気に読めました。2回登場する鳥取(砂丘)の舞台が効果的。容易く共感することを許さない主人公の激しい愛の物語。「身勝手」だと決めてしまえばそれまで。 同じように上を向くと、梢の隙間に空が見えました。木々の緑と空の青がそれぞれの...
360ページあたりまでは読むのに苦労したがそこからは一気に読めました。2回登場する鳥取(砂丘)の舞台が効果的。容易く共感することを許さない主人公の激しい愛の物語。「身勝手」だと決めてしまえばそれまで。 同じように上を向くと、梢の隙間に空が見えました。木々の緑と空の青がそれぞれの色を極限まで尖らせてわたしの幼い未完成の視覚を攻撃し、どちらがより地面に近いところにあるのかまったくわからなくなってーーー眩(くら)んだ両目の裏側を弾くように、どこからか可愛らしいとりのさえずりが聞こえてきました。(p24) こういう表現はどうやったら思いついて書けるのだろうか…凄い
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