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何が「地方」を起こすのか の商品レビュー

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2024/05/05

縁あって手にした本。題名の『何が「地方」を起こすのか』…「地方」が未来へ向かうエンジンのイグニションキー…「起こす」という言葉に込められている想いは深いものがあります。ただそれは一発でかかる簡単なものではなくて著者いうところの「産官学金報民」それぞれのスイッチが入りそれぞれが繋が...

縁あって手にした本。題名の『何が「地方」を起こすのか』…「地方」が未来へ向かうエンジンのイグニションキー…「起こす」という言葉に込められている想いは深いものがあります。ただそれは一発でかかる簡単なものではなくて著者いうところの「産官学金報民」それぞれのスイッチが入りそれぞれが繋がり合う非常に難易度の高いものと思われます。メインで語られる「橘街道プロジェクト」は初めて知りましたが、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」や徳島県神山町の「光ファイバー敷接」と有名な事例も出てきます。この本が書かれたのは2016年。今年の「令和6年能登半島地震」を始めとする災害やまたコロナ禍に遭遇して復興優先が地方創生や地域振興の手前に来ている気もします。昨日の「こどもの日」のニュースで43年連続で15歳以下の人口が減っていると言ってました。人口ボーナスならぬ人口オーナスに立ち向かう日本を「起こす」処方箋として、ここで書かれている議論のもう一歩、踏み込んだ議論が必要な気がしました。

Posted byブクログ

2017/03/21

経産省官僚による地域を活性化させる方法論が、近畿で行われている橘街道プロジェクトを中心に提示されている。推進中のプロジェクトで、成果が出るのはまだ時間が掛かると思うが、注目していきたい。 著者が実際のプロジェクトを推進されている方だとするなら、この内容は、とても惜しい。綺麗にまと...

経産省官僚による地域を活性化させる方法論が、近畿で行われている橘街道プロジェクトを中心に提示されている。推進中のプロジェクトで、成果が出るのはまだ時間が掛かると思うが、注目していきたい。 著者が実際のプロジェクトを推進されている方だとするなら、この内容は、とても惜しい。綺麗にまとまりすぎていて、泥臭さがない。事業化は、机上では分からない、しんどい部分が必ずある。その記述がない。事例として「株式会社いろどり」(葉っぱの販売)が上げられているが、成功要因としてあげられたのはITで、中心人物の七転八起的な話は触れられていない。橘街道でも、そこが聞きたかった。

Posted byブクログ