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日本人なのに知らない神社と神道の謎 の商品レビュー

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2022/08/20

神社と神道に関して知らないことが多い。 何かと話題になる神社本庁だが、この組織は戦後にできた民間の組織だった。 明治維新以降、明治政府は神社を「国家の宗祀」として、神社を国家の管理下に置いた。しかし戦後、GHQが軍国主義の温床とみなして、神社の国家管理が廃止され、...

神社と神道に関して知らないことが多い。 何かと話題になる神社本庁だが、この組織は戦後にできた民間の組織だった。 明治維新以降、明治政府は神社を「国家の宗祀」として、神社を国家の管理下に置いた。しかし戦後、GHQが軍国主義の温床とみなして、神社の国家管理が廃止され、神社を統括していた内務省の機関の神祇院(じんぎいん)を解体させた。 神社を守るために、当時存在していた民間の神社3団体によって組織されたのが神社本庁だ。 神社と言ってな浮かぶのは赤い色をした鳥居だ。どうしてそうなったのか。赤は火の色に由来する。火は、けがれを焼き払い、魔除けの力があるとみなされた。 神社の中には拝殿の先に本殿がない神社がある。その理由は、巨大な自然の造形物をご神体にしているからだ。 奈良県の大神神社は、三輪山をご神体にしている。山が御神体ではとてもではないが本殿を作るには規模が大きすぎる。出羽三山で有名な山形県の湯殿山神社も磐座がご神体だ。 神社の世界も知らないことがあるが、新書なので手軽に知ることができる。

Posted byブクログ

2020/02/23

神社に関する基本的用語や歴史、参拝に関するあれこれなど、一冊で様々な情報がコンパクトに分かりやすくまとまっていた印象。 図解も多いのでありがたい。 参拝していると「あれ?」と不思議に思うことや疑問についても解説してくれているのが、特にありがたかった。 難点は、助詞が間違っていた...

神社に関する基本的用語や歴史、参拝に関するあれこれなど、一冊で様々な情報がコンパクトに分かりやすくまとまっていた印象。 図解も多いのでありがたい。 参拝していると「あれ?」と不思議に思うことや疑問についても解説してくれているのが、特にありがたかった。 難点は、助詞が間違っていたり、振り仮名の位置が間違っていたり、図解の説明文が見切れていたり、ケアレスミスがちょこちょこあった点。 折角いい本なのだから、校正さん仕事しっかりお願いしますです。

Posted byブクログ