一気にわかる！池上彰の世界情勢(2017) の商品レビュー

池上彰(著者)

2021/02/13

池上彰による、2017年のアメリカ・トランプ政権誕生時の世界情勢の話。

米大統領が変わった今となっては若干古くなってしまったものの、その分析力はさすがで勉強になった。

2020/09/19

トランプ氏が大統領就任するだけでなく、世界が本当に動いているのを感じる。
イギリスのEU離脱だって、大きな影響を与えるだろう。
もしかすると、スコットランド独立が再燃する可能性もある。
シリア難民問題で、ヨーロッパ各国にイスラム教徒が流れ、宗教の勢力図が大きく変化している。
日本だって、少子高齢化対策で移民を大量に受け入れれば、同様の問題が出てくるだろう。
世界に大きな影響を与えている中国の経済減速が、今後どういう風になっていくか？
テクノロジーの進化だけではない、世界の動きが確実にある。
視野を広く、大勢を見ることで、自らの進む道も見えてくる？
池上さんの説明は本当に分かりやすい。
想定外は必ず起こる！
予想できないから「想定外」なのだ。
何が起こってもうろたえず、状況に合わせて対応すればいい。
そういうスキルが今どこでも求められている。
そう！「想定外は必ず起こる！」のだ！
さて、我々はどうする？
（2017/2/15）

2019/06/12

2017年始めの段階での米国中心とした世界情勢の解説書。
わかりやすいが、既にいくつかのことが動きが早い内容もあり、
時勢とあってない点も。

2017/06/28

池上氏の本は、難しい言葉を使わずに説明してくれることである。
なぜトランプ政権が誕生したのか？
民主党が、勝利を収めるとと思っていたにもかかわらず、そして、得票数では多かったヒラリー氏が、負けたのか？
その答えを、簡単に教えてくれている。

先日東京へ行った時に下水の匂いを嗅いだ。
息子に言うと、ニューヨークに行ったら、こんなどころではなく、もっと臭いよ！と、返されたのにはビックリ！
アメリカの大都心であるにも関わらずである。

この本を読んでいても、南部の人達が、世界の事を知らないという事に初めて知った次第である。
アメリカの大統領選挙が、50州と首都で選挙人を選出するために得票数より選挙人数の数の多さで、決まってしまうのである。
今の政治に嫌気のさした人達が、トランプ氏に投票した結果であろうが、英国のEU離脱の時の国民投票も、よく理解できていなくて、投票したのではないだろうか？
自分の周りのことだけしか、目に入って無いのであって、その土地から、出たことのない人達が、大勢いることを私を含めて、日本人は知らないのではないだろうか？
今日のニューズでさえ、スコットランドは、ＥＵ離脱が、明確になるまで、独立住民投票をしないと、報道されていた。
やっと、離脱することは、どうゆうことになるのかを、模索し出しているのだろう。

池上氏の説明で、大統領移行時の「回転ドア」の話もそういう事だったのか？と、納得。

中国の一対一路、尖閣諸島での、日中台の摩擦、竹島の日韓問題、ロシアとの北方領土問題。

いつも、日本は、お金はしっかりと、払っていながら、世界から、余り評価されていないように思われる。
2020年オリンピックでで、どのように変化して行くのだろうか？

池上彰氏に、又、優しい解説で、世界情勢を書いて欲しい。

2017/05/29

３０代女性だが、めちゃくちゃわかりやすい。
世界情勢についてなにがわかってなにがわかってるのかすらわかってない、だから質問すらできない（浮かばない）状態でこれを読むと、すごく賢くなった気分に。
高校生から大人までおすすめできる。
サラっと読め、また構成がＱ＆Ａ方式なので読みやすい。
中立ぶっといて実は中立じゃない人や書物はたくさんあるが、池上さんは本当に中立にみているように思える。
池上先生についていきます！来年も買います。

2017/04/02

やはり池上彰さんの解説はわかりやすい。
今の世界情勢についての大枠がわかった。

現在の世界情勢を一言でいうと脱グローバリズム。
グローバル化したことで
移民の増加、大量の安い商品が入ってくることによる国内産業の空洞化が起こった。
これに反発したのが自国民だ。
現状の政治を変えて欲しいと願ったアメリカ国民によってトランプ大統領が生まれた。
これはアメリカだけに限った問題ではない。
イギリスやフランス、ドイツ、フィリピン。
もちろん我が国日本も自分の国さえ良ければいいというように右傾化している。
これによって数々の歪みが生まれている。
という内容。

インプットしただけでは忘れがちなので池上さんのようにアウトプットすることによって自分の知識としたい。

2017/02/11

久々にこの手の本を読んだけど、池上さんの話はすごくシンプル化してくれるので、頭に入りやすい。各章最初の一問一答も良い。この「一言で言える技術」、自分でも磨きたいものです。