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八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。 の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2023/07/17
  • ネタバレ

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成吾と透子の純愛っぷりが良かったですね。透子が亡くなってから四年経った今も彼女のことを想い続けている成吾の痛ましさと愛の強さに、とても胸にくるものがありました。交換ノートを通じて心が通じ合っていく二人の甘酸っぱさと切なさを存分に味わえた作品でした。透子を通じて心臓病を患うことの大変さも学べました。卓越した文章で紡がれる恋物語に号泣です。

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2023/05/19
  • ネタバレ

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透子は既に未来の成吾と繋がってたのか。そこは考えてなかったな。最後の手紙、素敵だった。 わたしが海で溺れてる人を見つけたら助けるだろうか?無理だと思う。目の前で助けれずに人がなくなるのは悲しくて辛いだろうけど、わたしは好きな人が生きて欲しいと思っているのならば好きな人を悲しませてまで他人を助けることは出来ないな。

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2023/01/08

文章の描写がものすごく綺麗だった。そして最後の手紙が思いが届いて欲しくても届かないもどかしさがあって涙が止まりませんでした。

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2022/08/17
  • ネタバレ

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今が8月ということもあり購入。 とても病みやすい本で、すぐに読み終わりました! 終始、波を連関させるワードが多用されており夏を彷彿とさせてくれました。過去の改変系のものは大好きなので面白かったのですが、本来泣ける部分がサラサラと流れるようなスピードで描かれていたので泣けず、この本のコンセプトの部分が崩れていたかなと感じた。もうちょっと段階を踏んだ描写や言葉が欲しかった印象。

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2022/05/01

病気の人とどう接するかはほんとうに難しいことだなと改めておもった。普通の人と同じように接することがほんとうにその人にとって最善なのか、はたまた気をつかって接するのがその人にとってほんとうに幸せなのか。自分が当事者になってみないとわからないかもしれないけど相手のことを考えて接すれば...

病気の人とどう接するかはほんとうに難しいことだなと改めておもった。普通の人と同じように接することがほんとうにその人にとって最善なのか、はたまた気をつかって接するのがその人にとってほんとうに幸せなのか。自分が当事者になってみないとわからないかもしれないけど相手のことを考えて接すればきっと思いは伝わるのかなと思った。

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2022/04/07
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この作家様はもう何回も読んでいますが、相変わらず青春してる…! サイダーの様なとても繊細な夏の物語。 自分の高校生の頃を思い出して懐かしくなりました。 私は透子と同じ立場になったら、同じ行動するか考えてとても切なくて、最後の結末は最初から分かっていたのに泣いてしまいました。透子みたいに強くなりたいです。

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2021/12/04

2021/12/04 高校二年生の時に透子と図書館での出会いをきっかけにして付き合い始めた透子と成吾。 でも彼女は携帯電話も持っていなくて、普段のやりとりを交換日記の形式でやりたいという少し不思議なところを持つ人だった。 すでに透子が亡くなっている…というところから話が始まります...

2021/12/04 高校二年生の時に透子と図書館での出会いをきっかけにして付き合い始めた透子と成吾。 でも彼女は携帯電話も持っていなくて、普段のやりとりを交換日記の形式でやりたいという少し不思議なところを持つ人だった。 すでに透子が亡くなっている…というところから話が始まります。現代の成吾は透子のお線香をあげた際に持ち帰った交換ノートに起こったことをきっかけにして、過去の透子の死を変えようと色々頑張るのですが…。 大きな病を抱えながら生きる人の感じること、その人の側で支える人になることが一体どういうことなのか、病気を受け入れて生きることと普通にしたいという願望を持って生きることは何が違うのかというような、生命倫理を考えさせられる描写もあった気がします。 ハッピーエンドになって欲しかったと思いました。

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2021/08/21

4年前、主人公で高校2年生の成吾は、夏のある日、学校の図書館で3年生の透子に出会い、携帯電話を持っていない透子との交換ノートのやり取りが始まります。そして成吾は透子に恋をします。本当に好きだった透子は、その夏、心臓の病気が原因でなくなってしまいます。地元から離れた東京の大学に通う...

4年前、主人公で高校2年生の成吾は、夏のある日、学校の図書館で3年生の透子に出会い、携帯電話を持っていない透子との交換ノートのやり取りが始まります。そして成吾は透子に恋をします。本当に好きだった透子は、その夏、心臓の病気が原因でなくなってしまいます。地元から離れた東京の大学に通う成吾は、未だ透子のことを引きずっています。ところが、交換ノートを通じて4年前の透子とやり取りが始まります。交換ノートを通じて現在と過去がつながり、切ない純愛の物語に涙します。

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2021/08/09
  • ネタバレ

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感動した すっごく泣ける 恋人のどちらかが亡くなってしまうのって だいたいの本は現在進行形だけど この本は過去と現在が1つのもので繋がってる感じ (今回の場合は交換日記) 彼女の亡くなる原因になった海に どうしても行かせたくなくて 交換日記で忠告したにもかかわらず 海に行ってしまった 一見するとすごく自分勝手なように思うが 自分が死ぬリスクというか結末が確実に待っていると 知ってもなお海に行った それだけ彼のことが大好きで 彼と一緒に海に行きたかった 死ぬ原因も分かっていたのだから 自分で助けずにかれに助けを求めるとか もっと他にも方法があったのに それでも自分で助けに行ってしまう 普通に考えれば当然だと思う 未来から過去に干渉できていることだけですごいのに 未来からの言葉で過去が変わってしまったら 世界めちゃくちゃになっちゃう でも現実にこんなことがあったら その結果は変わらなかったとしても この話の主人公のような人の心が 少しは楽になるのではないかと思った

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2021/02/18

天沢夏月先生の作品の中で一番泣いた話。 展開は予想がつきやすい、と思う方も居るかもしれないけど 先を考えながらでも少し期待を裏切ってくれる場面もあってとても良かったです。ピュアな恋物語と言えば、私の中ではこれが1位。

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