オメガバースプロジェクト Season3(四) の商品レビュー

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2020/03/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

新たに森世先生の作品が加わった事で更に厚みが増した第4巻。 こんな分厚い本を読むのは『セクシーコールボーイ』以来かも…。 流石にここまで来ると読むのが一苦労です(笑) とりあえず前回に引き続き、特に印象に残った作品を幾つか挙げたいと思います。 『あいとまこと』森世 満を持して登場した森世先生の作品。1話と2話が続けて掲載されています。 恋人に500万という借金を背負わされて途方に暮れていた斗和(Ω)の前に突然現れたのは、一卵性双生児であろう容姿がそっくりな双子の兄弟。 少しチャラめな雰囲気ながらも美人な二人に一晩20万で買われた斗和は、彼らと3Pをした事で気に入られ、借金を肩代わりしてくれた二人の“専属”にしばらくの間なる事に。 この双子(愛司と誠司)は首筋に歯形が付いていて、斗和には(それぞれ番のいる)Ωだと最初に説明していたのですが、それにしては二人とも何やらアヤシイ雰囲気…。 予感は的中し、2話の最後で二人とも近親相姦しちゃってるのですが、どうやら誠司が攻め(α)で愛司が受け(Ω)な様子。まぁ、そうだろうな!(笑) 扉の隙間から二人の様子を窺っていた斗和も、当然、その事実に気が付きます。 そして行為の最中で視線に気が付いた愛司は斗和に妖しく微笑みかけ──。 ここで2話は終了です。流石、森世先生!初っ端から面白いぜ…! だけど、もしかしたら『ロマンティック上等』みたいに、いきなり背後からガツンと殴られるような予想だにしていない展開が今後、待ち受けているかもしれないので最後まで油断は出来ません。 この3人の関係、どうなるんだろう〜!? 『なみだ枯れるな』安堂ろめだ マヤが征爾に救出されて一安心したのも束の間、やはり立ちはだかって参りました“身分の差”という名の大きな壁! 征爾は父親なら話せば分かってくれると信じていたらしいですが、いやどう考えても無理に決まってるだろうと…(^^;) 案の定、反対された挙げ句、亡くなった征爾の妹(Ω)に征爾の手自らで与えていた薬が実はヒ素だったと父親から明かされ、征爾は酷くショックを受けます。 Ωを人だと思った事がないと言い放ち、現に自分の娘ですらΩという理由で切り捨てた父親ですから、マヤを認めてもらうのは無理そうですねえ…。 正直、これはもう征爾が身分を捨てて駆け落ちするしか道は無いんじゃないかなぁ…なんて予想したり。(個人的にはその方が浪漫があって良い 笑) まぁ、最後は二人がちゃんと幸せになってくれればそれで良いんですが…。 『はなよとみつる』冬辺 大洋が行動に出たけど、まさかこういう展開になるとは思わなかった…!(笑) 発情期誘発剤を使われた花代と、何故か大洋の家に居る副会長。 花代のフェロモンに当てられヒートを起こした副会長に花代は襲われ掛けますが、寸前のところで逃げ出して隣人に助けを求めます。 何で?と思ったのですが、どうやら大洋は花代と副会長を番にさせたかった様子。 花代のうなじを見て「綺麗なままだ。なんで番になってないの」と大洋が問い掛けるシーンはあまりの怖さにゾッとしてしまいました。 そして今回、一番吃驚したのですが、大洋は副会長と番になってるんですね…。 二人は従兄弟同士で、まだ性の知識も殆ど無いような幼い時にたまたま発情期が来て、殆ど事故のような形で番になってしまったようで。 大洋がそんな闇を抱えてるとは思わなかったよ〜! 番のシステムの事を考えると大洋が可哀想で泣ける…! でもまぁ、とりあえず、花代と大洋の友情が壊れなくて良かったです。 関係は少し変わったけど、思ってたほど欝な展開ではなかったし、次のお話が楽しみです。この様子だとハッピーエンドも期待出来るかな? 『嫁ぎませんからっ!』すなこ 夏祭りネタ。王道ですが、キュンキュンしてしまいました。 オレ様キャラが照れたり柄に無い事したりするとグッと来ますよね〜。 「お前が嫁に来たら毎日飽きねーし、楽しそうだなって…思うぜ」って!! それもう実質、告白みたいなものじゃん…!!(笑) そんな告白紛いの仁の言葉に揺れ動くいつきの心。 だっていつきは元々、花嫁になる為に修行に来た訳じゃないものねえ〜…。 なかなかキュンキュンさせてくれるお話ですが、そういえばまだオメガバース特有のエロ展開が一切無いな、とここへ来て気が付きました(笑) そろそろいつきに発情期とか来ても良い頃合い。次のお話も楽しみです。(^^)

Posted byブクログ