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勉強できる子 卑屈化社会 の商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

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2022/08/22

なぜ勉強をできる子は悪いことをしたような思いをしなければいけないのかを述べていて、共感できるところもあったが、1度読んでも内容を理解しきれないので何度も読みたい作品だった。

Posted byブクログ

2021/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「勉強できる子」たちが学校で肩身の狭い思いをしている!という主張と、その問題に対しての対策の本。 ま、言いたいことはなんとなくわかる。小中学校時代のモテル基準が運動できる奴!っていうような部分も。 と言って、勉強できる!ってタイプでもなかったので、この本のようなことを実感もできないのだけど。 自分と同年代の人には、結構あるある!って人もいるのかもしれないけど。都心在住で現在中学生の親をやっていると、この肩身の狭さは、もうあまり感じてないような気もするけどね。 そして確かに、一つの特技として「勉強できてすごいね」になれば、理想的。 メディアの在り方に関しても興味深いものがありました。 巻末の対談の、能町みね子さんの意見が冷静なのが、逆に良かった。

Posted byブクログ

2020/01/28

自分もわりと「勉強できる子」だったので、“あるある”と思いながら読んだ。 幸いにして、両親も「勉強できた子」だったこともあり、そのことを揶揄されたりすることはなかったかな。 どこにでもいる「勉強だけできたって社会では役に立たない」とかいうおっさん(おばさんも?)って、自分の子供...

自分もわりと「勉強できる子」だったので、“あるある”と思いながら読んだ。 幸いにして、両親も「勉強できた子」だったこともあり、そのことを揶揄されたりすることはなかったかな。 どこにでもいる「勉強だけできたって社会では役に立たない」とかいうおっさん(おばさんも?)って、自分の子供には「勉強しなさい!」って常套句のように言ってる気がするけど、その矛盾には自分で気づいているのかな。

Posted byブクログ

2019/07/28

前川さんは大好き! 勉強する、学ぶって体育会系同様褒められるべき対象なんだよなあ。そんな教育機関作りたいし、賞賛される社会になってほしい。

Posted byブクログ

2019/06/03

勉強できる子だった著者が、日本という「勉強できる子が卑屈に育ってしまう社会」について、理由とか対策とか語った本。 私は小中学校では勉強できる方だったので、当てはまるかな~と思ったけど、首都圏で育ったからあまり卑屈化せずに済んだ気がする。 そういう意味では共感しづらいというか当て...

勉強できる子だった著者が、日本という「勉強できる子が卑屈に育ってしまう社会」について、理由とか対策とか語った本。 私は小中学校では勉強できる方だったので、当てはまるかな~と思ったけど、首都圏で育ったからあまり卑屈化せずに済んだ気がする。 そういう意味では共感しづらいというか当てはまらないところもあったけど、それはそれとして興味深く読んだ。 今後子育てする時の参考にしたい。 最後の能町さんとの対談はとても面白かった。 しかし、一応「元・勉強できた子」に向けての本なんだろうから、こんなに懇切丁寧に分かりやすく書かなくてもいいんじゃないかなあと思うんだけども。 ちょっとくどい気がする。

Posted byブクログ

2018/11/27

スポーツができる子はヒーローだけど、勉強ができる子はなぜかヒーロになれないということについて、書かれているのだが、著者の思いはわかるけど、同じようなことが延々と書いてあるだけで、本ではなく、ブログとかで十分な内容に感じた。

Posted byブクログ

2018/04/09

日本には、小中学校時代を中心に、勉強ができることがうしろめたいという状況が存在する。学校カーストの下位になりがちで、メディアでの描かれ方は、勉強できる子は根っこが腐った嫌な奴。 勉強のできる子って、社会にとっては有益なのだから、卑下してしまう状況なんてもったいないと思います。

Posted byブクログ

2017/12/11

おもしろ本かと思いきや、 真面目な社会学?教育論?な本だった。 まあまあ勉強できる子で、 とりたてて他に取り柄がないと、 サブカルチャーにはまりがちなのは 理由があったんだな。

Posted byブクログ

2017/12/04

タイトル通りの本。多分多くの人が感じているであろう、勉強(だけ)ができる子はこの日本で疎まれる。その事例紹介とメカニズム、勉強ができる子が人生を生きるうえでそのせいで学校での地位を落とさないようにするための対策を書いた本。 勉強ができる子に対する処遇、周りの反応、大人の反応。勉強...

タイトル通りの本。多分多くの人が感じているであろう、勉強(だけ)ができる子はこの日本で疎まれる。その事例紹介とメカニズム、勉強ができる子が人生を生きるうえでそのせいで学校での地位を落とさないようにするための対策を書いた本。 勉強ができる子に対する処遇、周りの反応、大人の反応。勉強ができる子が行うテストの点隠し。これらは自分だけでなく日本全国広く行われているということを、ここで初めて知ったという人もいるかもしれない。勉強ができる子を優遇しろとか偏差値主義に戻れだとかそういうことではなく、勉強ができることも運動ができる、絵が上手、というのと同じように個性として認められていくべきだと主張されている。 全くの同感である。勉強ができる子への冷ややかな目(特に大人。「勉強だけが人生じゃないんだぞ」と言うまでもないことをわざわざ言ってくる。)、それのみならず勉強ができる子への冷ややかな処遇への反論・批判を言おうものなら、ピントのずれた感想や批判が返ってくるというやるせなさ。これらを経験した人であれば、本著作は泣ける本ですらある。 また、勉強ができるということで嫌われないためにすること、は本当にこの人生で必要なスキル。悩んでいる人への方法伝授とも言えるがそれより、勉強できて勝ち組だと思われている人はこういう努力を人知れずしているので「貴方は頭がいいから悩みがないだろう」なんて決して本人の前で言わないでほしいというメッセージ的な意味もあるだろう。 強いて言うならば、もっと客観的なデータがあると学術論文並みに面白くなると思う。全国的に調査を行い、人数や割合も出してみたり、そのようなものも読んでみたい。だが日本においてはタブーにも近いであろうこのテーマに着目したというだけでも拍手を送りたい。

Posted byブクログ

2017/10/22

文字通り、日本においては勉強ができる子がスポーツができる子などと比べて卑屈にならざる得ない現状について問題提起した一冊。 逆に私立中学などに入って相対化してそこに埋没してしまう心境などは、自分の経験に照らし合わせても非常によくわかった。 反面、スポーツなど他のジャンルと比べて...

文字通り、日本においては勉強ができる子がスポーツができる子などと比べて卑屈にならざる得ない現状について問題提起した一冊。 逆に私立中学などに入って相対化してそこに埋没してしまう心境などは、自分の経験に照らし合わせても非常によくわかった。 反面、スポーツなど他のジャンルと比べて卑下される現状というのはおかしいわけで、そこに堂々と異を唱える著者の姿勢には非常に共感した。

Posted byブクログ