学生を思考にいざなうレポート課題 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
剽窃しようと思わないレポート課題を作る。 なぜ学生が安易なコピペでレポートを書いてしまうのか。それはどのように書いてよいかわからないからだ。課題を出す方が、そのレポートでどのような力を見たいのかをよく考えてデザインすることで、学生は試行錯誤・創意工夫してレポートを書くことができる。この前提に共感を覚えた。また、レポート課題を出すかどうか、どのように評価するか、も出題側である教員の授業デザイン次第であるということは、教員も安易な考えからではなく、創意工夫を凝らして授業をデザインする必要があるということである。 レポート課題を題材として述べられているが、プレゼンテーションやプロジェクトの設計としても参考になる。特に学生同士のフィードバックと教員からのコメントを活かした最終提出物につなげることや、求めるレベルとレポートの形式の関係は、自分の実践でも再考しないといけない部分であった。 大学における授業を想定した研究内容ではあるが、小中高でも応用できるところがありそうである。
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全体に考えてることはわかるけど抽象的で、やはり哲学者たちだと思う。特に「ルーブリック」がなんだかわからずものすごく不安になった。 正直なところ、学生のレベルはさまざまで、この本で議論されているようなことが問題になるのは上位のごく一部だろうし、ふつうのレベルの大学ではもっと具...
全体に考えてることはわかるけど抽象的で、やはり哲学者たちだと思う。特に「ルーブリック」がなんだかわからずものすごく不安になった。 正直なところ、学生のレベルはさまざまで、この本で議論されているようなことが問題になるのは上位のごく一部だろうし、ふつうのレベルの大学ではもっと具体的に語るべき事がらはありそうな他にありそうな気がする。河野先生の第5章はさすがに具体的で参考になる。
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