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国境とJK の商品レビュー

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2017/10/10

この詩集について、難しく考える必要はない。読んだそのままにとらえるだけ。JKは詩集のページを旅して戻ってくる。見守る尾久の心情は全篇にしっかりと滲み出しており、なかでも表題作の次、詩集のいちばん最後におかれた「ナショナルセンター」は、偽りのない現在形の心ゆきを感じられる一篇だろう...

この詩集について、難しく考える必要はない。読んだそのままにとらえるだけ。JKは詩集のページを旅して戻ってくる。見守る尾久の心情は全篇にしっかりと滲み出しており、なかでも表題作の次、詩集のいちばん最後におかれた「ナショナルセンター」は、偽りのない現在形の心ゆきを感じられる一篇だろう。心電図は常に微細に震えているのだ。(紺野とも)

Posted byブクログ