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北朝鮮と人々の暮らし の商品レビュー

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2016/08/23

北朝鮮について知りたくて読書。 北朝鮮建国からの歴史や現状、そして人々の暮らしまで幅広く知ることができる。 北朝鮮通史や実情を知るための資料としても読む価値は高い。 日本としては日朝交渉、国交樹立の前提として拉致問題解決がある。 しかしながら、当の北朝鮮が向いているのは実はア...

北朝鮮について知りたくて読書。 北朝鮮建国からの歴史や現状、そして人々の暮らしまで幅広く知ることができる。 北朝鮮通史や実情を知るための資料としても読む価値は高い。 日本としては日朝交渉、国交樹立の前提として拉致問題解決がある。 しかしながら、当の北朝鮮が向いているのは実はアメリカだけだったりする。 経済面で中国に大きく依存するも最終的に中国は北朝鮮を攻めないことを知っているため北は中国を上手に利用し続けている。中国にも北を生かさず殺さずの価値はあるので本氣で制裁をしたりはしない。妙な利害関係だ。 結局のところ、日中韓がどんなに力を合わせても北朝鮮問題は解決できず、悲しいことにアメリカ次第となる。アメリカの新政権が誕生し、本格稼働するまで日朝関係の進展もないと思われるのは実にもどかしい。 日本は拉致問題があるため、拉致問題を前提とした報道となっているが、中国や国交があり経済交流もある欧州諸国は、北朝鮮に対してまったく別の思案を持ち、日本では考えられない報道をしている国があるのも現実だ。 今の中国から見ても北の安い労働力は魅力だそうし、中国の内需が停滞している衣類や靴、化粧品、白物家電、果物などを売り込む市場の将来性も大きいと考えてている。 日本や韓国の専門家の見解に加え、色々な国の北朝鮮についての見解や見方も知っておくことはあの国の姿を少しでも知るために重要。 また、仕方ないのかもしれないが掲載写真はカラーで見たかった。次は著者のあっと驚く北グッズを紹介しながら人民生活にフォーカスした内容を期待している。 読書時間:約1時間15分

Posted byブクログ