たべたあい の商品レビュー
絵本のサイズのせいもあるが見開きいっぱいの絵の迫力には圧倒される。が、、内容は猟奇的。偏愛が過ぎるとこうなるのか?
Posted by
食という根源的要求に、食以上の意味を持たせる衝撃の問題作(に見えた)。 -------- amazonプライムビデオのオリジナル作品に『仮面ライダーアマゾンズ』というのがあって、これがもう全然仮面ライダーではないのだけど、愛情と食(衣食住の食、というより、食欲、あるいは弱肉強食の...
食という根源的要求に、食以上の意味を持たせる衝撃の問題作(に見えた)。 -------- amazonプライムビデオのオリジナル作品に『仮面ライダーアマゾンズ』というのがあって、これがもう全然仮面ライダーではないのだけど、愛情と食(衣食住の食、というより、食欲、あるいは弱肉強食の食)が根底に流れる作品だった。とはいえ、首は飛ぶは腸ははみ出すはで、およそ絵本の世界のターゲットとは違う、のだけど。 僕は、この本を読んで、アマゾンズを思い出してしまった。 漫画を読んでもセリフしか読まないような僕だけど、絵本は好きだ。絵本ぐらいの比率になって、はじめて絵に集中できるからかもしれない。ところが、この絵本にはお手紙がついている。文字だけのお手紙が。 毎日がおいしくて、たのしくて。 おいしくないものも、たのしくないものも、ぜんぶ、 なくなってしまうものがいやだから、たべてしまう。 女の子はなつまで、たべたった。 とある。アマゾンズのそれとは違うが、食べてしまうことで、食以外の欲求さえも満たす、自己実現を為す、そんな作品、かなあ。 絵もスゴいし。 『はらぺこあおむし』を筆頭に、「食べてしまう」という絵本は少なくない。明日大地震が来ればいいのに、と思っている大人も少なくないだろうが、そんな他力本願よりも、食べてしまえばいいだろう、という自力本願、他者は頼るものでなく食べるもの。 そういう迫力を自らに取り込めるような気がする、一冊であった、といいたいけど… (ほぼ)夢オチかよ!
Posted by
- 1