覚醒のネットワーク の商品レビュー
「自分と世界は表裏一体つながりあってある」とか、「生命や心で繋がることを大切に生きていこうよ」とかっていうと、「あ、スピリチュアル系ね〜」みたいな目で見られてしまうけれど、この本で上田さんが言ってるのは、つまりそういうことである。 だけどもうちょっと、ちゃんと現実の社会構造の話...
「自分と世界は表裏一体つながりあってある」とか、「生命や心で繋がることを大切に生きていこうよ」とかっていうと、「あ、スピリチュアル系ね〜」みたいな目で見られてしまうけれど、この本で上田さんが言ってるのは、つまりそういうことである。 だけどもうちょっと、ちゃんと現実の社会構造の話とか、環境問題なんかにもふれながら、「ほら、構造的にこうなってるから、あなたは殻をかぶって生きちゃうし、他の人も殻に入れてないと落ち着かないんだよ」っていうことを、分かりやすく伝えてくれる。 殻を破れるかどうか、は、自分の問題。でもそれが、地球の未来に繋がる大切な問題なんだよね。 そう言ったら重たいけれど、 ワクワクする今を大事に生きていくより大事なことはない。全ての命がすでにつながっているから、あなたのワクワクは、地球規模の誰かのワクワクにつながるかもしれない。 そういう命のつながりを、社会運動論として読めるというのが素晴らしい。
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周囲との差異化にばかりとらわれて、自我を捨てられず、内から外に湧き出る力を持たない人間のあり方が、地球規模であらゆる問題を生み出すことを根源的に問いただし、解決方法のプロセスを31歳の若さで書き上げた作品。「生きる意味」も大変分かりやすく面白かったが、これも負けず劣らずの内容で、...
周囲との差異化にばかりとらわれて、自我を捨てられず、内から外に湧き出る力を持たない人間のあり方が、地球規模であらゆる問題を生み出すことを根源的に問いただし、解決方法のプロセスを31歳の若さで書き上げた作品。「生きる意味」も大変分かりやすく面白かったが、これも負けず劣らずの内容で、真木悠介の「気流の鳴る音」と共に読みたい。1989年に書かれたのだが、現代に置いても十分に通用する理論である。
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