阿・吽(5) の商品レビュー
空海の得度、そして遣唐使へ。 「業のない人間が、僧になぞなるか!」というのわかる気がしました。寂聴さんもだし。 空海と最澄が初めてちゃんと会いました。そしてここでもスッタニパータ「犀の角」。 霊仙和尚やっぱり素敵。「無能やからって、立場貶めてええわけちゃうやろ?」はささる。 橘も...
空海の得度、そして遣唐使へ。 「業のない人間が、僧になぞなるか!」というのわかる気がしました。寂聴さんもだし。 空海と最澄が初めてちゃんと会いました。そしてここでもスッタニパータ「犀の角」。 霊仙和尚やっぱり素敵。「無能やからって、立場貶めてええわけちゃうやろ?」はささる。 橘も出た!わーい。 ついに空海一行も長安へ。続きも楽しみです。
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遂に入唐回。最澄と空海の「本当」の出会いもあり、堂々の「第一部・完」という感じか。 印象深いのは、一介の私度僧であったのに最後まで遣唐使に選ばれることを信じていた空海と、ずっと空海を助けつつ、実は信じ切れていなかった勤操の別れ。勤操の限界に、何かもの哀しさを覚えた。 天才とは、孤...
遂に入唐回。最澄と空海の「本当」の出会いもあり、堂々の「第一部・完」という感じか。 印象深いのは、一介の私度僧であったのに最後まで遣唐使に選ばれることを信じていた空海と、ずっと空海を助けつつ、実は信じ切れていなかった勤操の別れ。勤操の限界に、何かもの哀しさを覚えた。 天才とは、孤高とは。 興味が尽きない。
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最澄、空海ともに唐に渡るの巻。コマ割りなど表現の工夫・こだわりがあり、展開がダイナミックです。ただ、空海をサイキックに描きすぎているきらいがあります。これだと、折角の力作が漫画に終わってしまいませんか。私度僧にすぎない空海は、膨大な経典・仏具などを唐から持ち帰っています。その費用...
最澄、空海ともに唐に渡るの巻。コマ割りなど表現の工夫・こだわりがあり、展開がダイナミックです。ただ、空海をサイキックに描きすぎているきらいがあります。これだと、折角の力作が漫画に終わってしまいませんか。私度僧にすぎない空海は、膨大な経典・仏具などを唐から持ち帰っています。その費用はいつどこから用意したのでしょう?莫大な資金をパトロンに出させてしまう、とてつもない人間力も空海の強みです。
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