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輝くいのちの伴走者 の商品レビュー

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2017/07/16

行政に携わり、宮城県知事を務められ、現在は大学の特別招聘教授である著者が自身と交流のある5人と障害者福祉についての対談をまとめた一冊。 本書を読んで各人のバイタリティの凄さとともに、使命感を持って各人が取り組みをされていることを感じました。 行政に携わる立場での苦悩と各人との衝...

行政に携わり、宮城県知事を務められ、現在は大学の特別招聘教授である著者が自身と交流のある5人と障害者福祉についての対談をまとめた一冊。 本書を読んで各人のバイタリティの凄さとともに、使命感を持って各人が取り組みをされていることを感じました。 行政に携わる立場での苦悩と各人との衝突など紆余曲折を経て、現在に至る良好な関係を築けていることも感じられました。 各人とのエピソードを通じて、障害者との向き合い方を変えていくべきだと感じるとともにその実現に向けて奔走してきた姿を想像することもできました。 その中でも、自身も障害を持つ小山内氏との対談は行動力に感嘆するとともに強烈に印象に残りました。 そして本書を読んで、あとがきにあった昨年起きた重度障害者の大量殺傷事件に対する著者の考察は非常に印象に残り、刺激を受けました。 障害者施設=コロニーという概念を捨てて、もっとオープンに交流をし、障害者の方と共存していくことが大切だと感じたメッセージ性の強い一冊でした。

Posted byブクログ