読んじゃいなよ! の商品レビュー
壇上からの伝達ではなく、本の頁をめくるがごとくの能動的な学びを、学生と共にしたい。大学で教えることになった高橋氏は、「先生」を呼んで特別教室を開いた。「先生」は鷲田清一、長谷部恭男、伊藤比呂美の御三方。かれらが著した新書を読んで、学生が自由に質問、それをこの本としてまとめた。 ...
壇上からの伝達ではなく、本の頁をめくるがごとくの能動的な学びを、学生と共にしたい。大学で教えることになった高橋氏は、「先生」を呼んで特別教室を開いた。「先生」は鷲田清一、長谷部恭男、伊藤比呂美の御三方。かれらが著した新書を読んで、学生が自由に質問、それをこの本としてまとめた。 参加した学生による「私と岩波新書」というコラムも数々挟まっている。学生それぞれに、読んだ新書の感銘を受けた点を綴っていておもしろい。 岩波新書選びの指南書ともなっている。
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最後まで読めた。編者の高橋氏の頭の柔らかさ(適度ないいかげんさ?)がうらやましい。伊藤比呂美の文章はさすが。わかりやすく気持ちが没入できるかんじ。
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みんなで同じ新書を読み、その著者ご本人を迎えてディスカッションするという夢のようなゼミの特別教室を擬似体験できます。哲学・憲法・人生について議論されますが、それらを専門に学んでいる学生が参加しているわけではないところがミソ。それなのにどんどん話が核心に迫っていく過程は、追っていて...
みんなで同じ新書を読み、その著者ご本人を迎えてディスカッションするという夢のようなゼミの特別教室を擬似体験できます。哲学・憲法・人生について議論されますが、それらを専門に学んでいる学生が参加しているわけではないところがミソ。それなのにどんどん話が核心に迫っていく過程は、追っていてワクワクします。これぞ大学、これぞ学問! 【事務局図書課非常勤嘱託員 熊谷和香子】 ●未所蔵です。読みたい方は学内者限定ホームページから「読みたい!」を送信してください。
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岩波新書はとても難しいイメージで手にする機会がなかった。とても軽いお誘いを受けるかのような題名だったので、読んでみようと思いレジに向かったのがこの本との巡り合いだ。 感想としては、岩波新書の本で自分が興味ある分野の本をもっと読んでみたいなという気にさせてくれる本だった。 この本は...
岩波新書はとても難しいイメージで手にする機会がなかった。とても軽いお誘いを受けるかのような題名だったので、読んでみようと思いレジに向かったのがこの本との巡り合いだ。 感想としては、岩波新書の本で自分が興味ある分野の本をもっと読んでみたいなという気にさせてくれる本だった。 この本は大学の講義の一貫として3人の著者を招いて哲学、憲法、人生相談について明治学院大学の学生さんが、それぞの著者の作品を読んで自分たちが感じた事を赤裸々に話し合う場を記録に収めたものであった。また、各学生さんが他の岩波新書の本を読んでの感想が掲載されていた。堅苦しくなくざっくばらんな感想なので、岩波新書のな堅苦しさを崩してくれたのかもしれない。
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内容はライトな感じでとても読みやすい。明治学院大の生徒さんが羨ましい。こんな先生と出逢いたかったが本書で出逢えて良かった。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22574831
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(借.新宿区立図書館) 明学大高橋源一郎ゼミでの特別?講義の内容をまとめたもの。残念ながら元となった三人の講師の方の本を読んでいないのでちょっと理解しにくい部分も。とはいえ、こういう大学の授業があったら面白いだろうということは十分わかる。これこそ本来の大学の授業ともいえる。(講師...
(借.新宿区立図書館) 明学大高橋源一郎ゼミでの特別?講義の内容をまとめたもの。残念ながら元となった三人の講師の方の本を読んでいないのでちょっと理解しにくい部分も。とはいえ、こういう大学の授業があったら面白いだろうということは十分わかる。これこそ本来の大学の授業ともいえる。(講師の考え方を否定する学生はいなかったのかな?いればもっと面白いかも)元大学職員としてはどうしても気になるのはこの授業がかなり特殊なのかどうかということ。明学さんでこれだけのことができるのはすごいけど他の講義はどうなんだろう?國大ではできなそうだけど、一部外部者を呼んでくるのはあるよう。とはいえこれだけの白熱講義ができるかどうか。哲学科あたりではあるのかな?この本の中にある学生のロボット化。本当に気になるところ。就活もそうだし、与えられたものに沿って動く学生の姿は日本の現状を映しているのかも。いやそういう人間ばかりだからこういう現状になるのか?この本の中でさえも、学生が「生徒」と自称しているのが気になるところ。学生だけでなく社会人参加者、いや高橋先生さえも一部言っているし。
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『読んじゃいなよ!』の取扱説明書 鷲田清一哲学教室 長谷部恭男憲法教室 伊藤比呂美人生相談教室 著者:高橋源一郎(1951-、尾道市、小説家)
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【由来】 ・最初は図書館の岩波アラート。その後もたびたび書評などで目にしたので。 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ ...
【由来】 ・最初は図書館の岩波アラート。その後もたびたび書評などで目にしたので。 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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・覆る新書の概念 「新書って固くて難しくて眠いもの」と思いつつも、ふらりと立ち寄った新書棚。たまたま見つけて読んでみたら……なんと面白いこと!!新書が一気に好きになった。 ・どんな分野もわかりやすい 登場する先生は 哲学・憲法・文学(詩歌)と、異なる分野かつ取っつきにくい(と思...
・覆る新書の概念 「新書って固くて難しくて眠いもの」と思いつつも、ふらりと立ち寄った新書棚。たまたま見つけて読んでみたら……なんと面白いこと!!新書が一気に好きになった。 ・どんな分野もわかりやすい 登場する先生は 哲学・憲法・文学(詩歌)と、異なる分野かつ取っつきにくい(と思われる)分野。だがこねくり回された完璧な言葉ではなく、先生の生の言葉が綴られているこの本は、そんな取っつきにくさが解消され、楽にそれぞれの世界に没入できる。 ・知りたいこと の幅が広がる 高橋ゼミの学生が書いた新書の紹介文が載っていることも、本書の大きな特徴の一つ。ここでも色々な新書に出会うことができる。いくつか読んでみたが、なかなか良いセレクト。 ん、中身が気になってきた? ならば今すぐ「読んじゃいなよ!」!!
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