チキン! の商品レビュー
今も昔も子どもの世界の根本は変わらないのかもしれない。 ツールが増えて複雑化はしているけれど。 思っていることをすぐ口に出してしまう転校生の真中さんが、私自身の子どもの頃と重なって見えた。 大人の世界は妥協したり、折り合いをつけたりで回っている。 子どもの頃ってそうはいかない。不...
今も昔も子どもの世界の根本は変わらないのかもしれない。 ツールが増えて複雑化はしているけれど。 思っていることをすぐ口に出してしまう転校生の真中さんが、私自身の子どもの頃と重なって見えた。 大人の世界は妥協したり、折り合いをつけたりで回っている。 子どもの頃ってそうはいかない。不器用で、まっすぐで、短絡的で… 生きづらさや居場所のなさを感じなから過ごしている子も多いかもしれない。 でもそんな不器用さがうらやましかったりもする。 って、私いまだに不器用な生き方しかできないんだけどね。
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「チキン!」という題名に興味を持ち、読んでみました。「チキン」とは少し鈍い人のことだそうです。この表紙に一番大きく描かれているのが「真中さん」、後ろにいる男の子が「日色」です。真中さんと日色の関わりが面白かったです。全体的に文量もそこまで多くないので、読みやすいかと思います。
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子どもや若者だけでなく、全ての人に生き方を問いかけている素晴らしい作品である。自分の人生を見直して、素直に反省して、今から少しでも正直に生きていきたい。
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2017年度課題図書。 小学生の頃から空気を読まなきゃうまく生きていけない雰囲気の日本社会。転校生の凛はものごとはっきり言いすぎて周りとトラブルになってしまう。 それを、同級生の男子、拓の視点で語られるのがおもしろい。 「ケンカ、見てるだけで腰引けてたよ」と、「チキン」と凛に言...
2017年度課題図書。 小学生の頃から空気を読まなきゃうまく生きていけない雰囲気の日本社会。転校生の凛はものごとはっきり言いすぎて周りとトラブルになってしまう。 それを、同級生の男子、拓の視点で語られるのがおもしろい。 「ケンカ、見てるだけで腰引けてたよ」と、「チキン」と凛に言われた拓。 「ぼくは、人がまちがっていることをしていても、いつも気づかないふりをする。目をつぶって近づかない。人ともめるのがイヤだから。それに、まちがったことをして困るのは、ぼくじゃない。ぼくには関係ない。そんなふうにも思ってた。だから、人ともめることもなかった。」 凛のおばあちゃんで、拓がよく遊びに行く麻子さんの言葉 「人間ってまちがいながら生きていくもんなんだよね。まちがっているってわかっても、それを認めることができないときだってあるし」 大人になっても(大人になると余計に、かな)間違いを認めるのは難しい。 最終的には、グラスの子たちが遠慮なく正直な気持ちをはっきり口にすることで、もめごとも起こるけれど雰囲気はよくなった、という展開。 なかなかこうはなれないと思うけど、登場人物のいずれもどのクラスにもいそうなので、読んだ子それぞれ、何か感じることのできる作品だと思います。
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争いは避けたい。なるべく穏便に済ませたい。八方美人気味。私も割と一緒なのでぼくの気持ちはよくわかる。でも真中さんや仙道さん、嵐君のように裏表なくぶつかりながら人間関係を作っていくのが本当なのかもしれないと思う。うらやましい。ぼくは変わったね。自分の気持ちを大事にしないとね。
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2017年課題図書(高学年) 争い事を避けて過ごしてきたぼく(日色)と、まっすぐ前にしか進めない、不器用だけど潔い、将棋の駒の香車みたいな真中さんの物語。 どっちの性格もそれぞれいい。どっちのタイプも必要、と思えるお話。
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小学生たちの教室という、小さいけど子ども達には世界のすべての中での息苦しさと成長をとても小気味良いストーリーで一気読みさせてくれる本です。 小学6年生の設定ですが、登場人物たちがそれにしてはもうちょっと幼いかも。 小学生の課題図書に適した一冊でした。
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真中さんのようになりたいと、思った❣️ 皆が、見て身振りをしていることに、立ち向かっていきたい。_(' ー')_
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うわあああ…めっちゃ凄くなったな主人公…(´・ω・`;) 最後の教会まで連れてくとこめっちゃかっこよかった☆彡.。 あとわいは好きだよ?仙道さん とにかく面白かった✩✩
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小5の娘の読書感想文の課題図書だったので読んでみた。 ストリー自体、各登場人物の個性、伏線の張り方など、読んでいて飽きさせないなかなか面白い本だった。 子供向けの本を読むのも悪かないなぁ、と感じさせる1冊。
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