女性管理職の教科書 の商品レビュー
2024年9月29日読了。妻の読んでいた本を読了。女性向けではあるが管理職一般向けの内容ではあると思う。「管理職に向いている性質」が存在するのではなく、「管理職として心がけた方がスムーズな対応」が存在するのであり、それを実践することで成果も出て部下もやりやすくなり、ポジティブなフ...
2024年9月29日読了。妻の読んでいた本を読了。女性向けではあるが管理職一般向けの内容ではあると思う。「管理職に向いている性質」が存在するのではなく、「管理職として心がけた方がスムーズな対応」が存在するのであり、それを実践することで成果も出て部下もやりやすくなり、ポジティブなフィードバックループが回る…ということなのだろう。管理職としてのアクションを妨げる最大要因は、未経験だけどやれるだろうか?あの人に嫌われていないだろうか?という「不安」にあり、それは小さな目標・行動を通じて変えていく・メンターに相談する・リラックスできる場所や習慣を身に着ける、など「自分のあり方や性質を変える」のではなく、「行動を変える」ことによって改善できる要素は色々ある、ということなのだろうなあ…自分も心がけていきたいもの。
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企業研修やパーソナルコーチングを行う筆者が、管理職になったものの自信が持てない女性に向けたアドバイスを書いた本。正直あまり期待せずに手に取ったが、かなり役に立った。 冒頭で、管理職に昇格したあなたは、「昇格した途端、管理職として活躍する」ことを期待されているのではなく「管理職と...
企業研修やパーソナルコーチングを行う筆者が、管理職になったものの自信が持てない女性に向けたアドバイスを書いた本。正直あまり期待せずに手に取ったが、かなり役に立った。 冒頭で、管理職に昇格したあなたは、「昇格した途端、管理職として活躍する」ことを期待されているのではなく「管理職として育つ」ことを期待されているのだというくだりがあり、目からウロコだった。 自分がされてうれしいことが、相手にとってもうれしいとは限らない 部下に指示を出す際は、WHY、WHAT、HOWの3段階で考えると良い 怒りは「第二感情」であるから、その元となる「第一感情(不安、悲しみ、情けなさ、惨めさなど)」を探すとよい など、明日から役に立ちそうな金言が満載だった。 先日読んだ女性管理職向けハウツー本に書かれていたのと共通していたのは、自分から挨拶をしなさいということで、すごく単純だが大事なことなんだなと思った。相手の行動(挨拶してくるかどうか)を見て自分の行動(挨拶するかどうか)を決めるのではなく、相手が誰であっても先に挨拶をすると決めてしまうことで、自分も楽になると書かれていてなるほどと思った。 また、相手の立場に立って想像してみるであるとか、YOUメッセージではなくIメッセージで語るなど、自分が普段心がけていることが書かれていたりして、自分は間違っていなかったのだという自信にもつながった。
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気になった部分/要約/転用 『リーダーにはいろんなスタイルがあるからです。「こうじゃなきゃいけない」という唯一無二のスタイルがあるわけではない』 → 人それぞれ性格も強みも違うので、リーダーシップも人それぞれ。自分の強みが活きるようなリーダーシップを取るべきで、強みは弱みを言い換えることから見つかることもある ⇒ 自分の強みがいつも冷静で客観的に判断できること。これからリーダーシップの方向を考える。 『チームづくりのスタートは関係づくりから』 → 信頼関係の基盤がない人からの話は刺さらない。信頼関係をつくっていくには声掛けからで、相手の変化に気づいたり、感謝の言葉が大切。さらに、部下に隠し事をしないことが大切で、上司だけの話とかもなし。自己開示も忘れずに。 ⇒ あいさつは役職関係なく自分からする、上司だけの話は全部部下にする。※自分がお世話になった上司はここが特によかったことに気づいた 『部下の業務取得レベルに応じて、 ①WHY ②WHAT ③HOW の3段階で、伝えるべき内容を決めるという方法』 → 部下とのミスコミュニケーションを防ぐやり方。スキルも経験もある部下なら、①のWHYの部分だけ伝えてあとは任せるべき ⇒ 上司にHOWは部分まで決められていたのが自分はすごい嫌だったことを思い出した
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●人間の三代本能 ①食欲 ②性欲 ③集団欲 チームの一員でありたいと言う欲求を皆持っている ●相手の存在自体や相手の変化や成長に気づき、それを伝える事 ●まずは仕事の全体像を伝える •なぜその仕事が必要なのか?背景や目的は? •その仕事の成果物は誰にどう使われるのこ? ...
●人間の三代本能 ①食欲 ②性欲 ③集団欲 チームの一員でありたいと言う欲求を皆持っている ●相手の存在自体や相手の変化や成長に気づき、それを伝える事 ●まずは仕事の全体像を伝える •なぜその仕事が必要なのか?背景や目的は? •その仕事の成果物は誰にどう使われるのこ? •その仕事の工程はお客さまにどう影響するのか? ●プロセスを褒める ●成長を自覚させる ●出来たこと、出来てないことをしっかり伝える ●やりたい事が分からない部下の目標設定方法 ➡︎その人の価値観について知る質問をする •自分にとってのこだわりは? •仕事しててどう言う時が楽しい? ●強いチームづくりの基本は適材適所
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とてもわかりやすくいい言葉がのっています。 管理職や男女に限らず、仕事がうまくいかない…と悩んでいる時に読むといい本です。 下記自分の見直し用 箇条書きのメモ p21 上司の役割は実務を行うことではない p23 管理職の役割は相手から引き出す力と論理的に考える力 p57 自分基準で相手に完璧を求めることはやめる p117 部下のタイプを見極める p138 ドツボにハマったら自分自身を建て直すために軸を立ち返る p186 考えると悩むことは違う p248 いろんな「私」をもつようにする
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管理職としての振る舞いで、何となく感じていた壁や問題をズバッと言語化してくれている本です。 作者の実体験からアドバイスされている事が多く、女性から女性へのメッセージが、優しく、力強く送られている本だと思いました。
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アンコンシャスバイアスのかかっている世界では、その考え方を打開する為には、先人が動かないといつまで経っても、無意識の中に昔ながらの考え方が判断に影響を与える。 気づいた時には、女だとやはりダメかとか、女だと不安だとか、そんな思考が浮かぶ事がある。 これは日本が昔そんな社会だった...
アンコンシャスバイアスのかかっている世界では、その考え方を打開する為には、先人が動かないといつまで経っても、無意識の中に昔ながらの考え方が判断に影響を与える。 気づいた時には、女だとやはりダメかとか、女だと不安だとか、そんな思考が浮かぶ事がある。 これは日本が昔そんな社会だったから、たとえ男女共同参画社会だと言っても、180度考えを変えられるかといえば、難しいのかもしれない。 完璧じゃなくても大丈夫とこの本の帯でうたわれていても、実際にはそれを良しと考えられる人材が周りにいるかどうかだと、思う。自分らしくやったとして、それをみている同僚は、いつもと違う、やはり女ではダメだと考える人もいるだろう。 これは無意識での事だから今までの価値観を恨むしかないが、この意識が働いてしまう事自体を、職場のみんなが理解してくれていれば働きやすい環境になるのかなぁとも思う。 実際研修やってる企業もあるというし、女性がもっと働きやすい環境になるためには、そんな考え方が勝手に起こる事を知るだけでも違うんだろうな。 この本には仕事の方法論が記載されているが、自分らしく何が出来るか、考えるキッカケを、学ぶ事ができた。
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