あっ!地球が… の商品レビュー
先に読んだ「2038年 南海トラフの巨大地震」と較べて、制作目的がハッキリしているため、分かり易い解説になっており、満足できた。地震や震災を扱っている本だけに悲観的な内容が多いのは仕方ないが、プレートの動きを原因とする何年かに一度くる巨大地震は地球が生きていることの証、避けられな...
先に読んだ「2038年 南海トラフの巨大地震」と較べて、制作目的がハッキリしているため、分かり易い解説になっており、満足できた。地震や震災を扱っている本だけに悲観的な内容が多いのは仕方ないが、プレートの動きを原因とする何年かに一度くる巨大地震は地球が生きていることの証、避けられないことであり、それに対する事前の準備については他人任せにはできない、と痛感した。一方、その地球が温暖と寒冷、生物の隆盛と絶滅という時期を繰り返してきたが、これまで地球に甘えてきた人類が、その叡智が今、試されているのかなぁ、というようなことを考えたりもした。この星、特に地震や震災が多いこの国に生まれ、生活している自分にとってどういう心構えをもって生活していくか、ということについて考えさせられた。 ■人類が絶滅した後の地球上には、より高等な生物が出現して化石を見つけることでしょう。すると、戦地やゴミの山など、汚い化石が第四期の地層から出てくることになります。だから人類は、きれいな化石を残すことを今から心がけた方がいいと思います。その努力を地球が認めてくれて、人類を含む地球社会の共生が、今しばらく可能になることを願っています。
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