オーバーユースのスポーツ障害 の商品レビュー
著者はリハビリテーションの臨床と研究を長く続け、現在は筑波大学で教鞭に立っています。 本書はスポーツ疾患の原因や治療が網羅的に学べるように工夫・整理したものです。 著者は盲学校の理療科を卒業後に、リハビリテーション科で数年間勤務しました。 その後に教員養成施設で学び、以降は長く...
著者はリハビリテーションの臨床と研究を長く続け、現在は筑波大学で教鞭に立っています。 本書はスポーツ疾患の原因や治療が網羅的に学べるように工夫・整理したものです。 著者は盲学校の理療科を卒業後に、リハビリテーション科で数年間勤務しました。 その後に教員養成施設で学び、以降は長く教員として活躍してきました。 本書は「スポーツ傷害」を入り口にして、その原因、治療、ケアなどについて広く学べるものです。 内容は次のとおりです。 第一部「スポーツ傷害の基礎」 スポーツ傷害の考え方、年齢による影響、食事などについて。 第二部「関節の構造と動き」 人体の構造を骨や関節を中心に解説。 第三部「ベッドサイドのスポーツケア」 治療としてのマッサージ、テーピング、ストレッチなど。 第四部「オーバーユースのスポーツ傷害」 各論としてそれぞれの疾患ごとに解説。 本書は92年出版と30年以上前のもので、全体的に素朴な装丁となっていました。 しかしイラストなどがふんだんに使われていて、わかりやすく伝えようという著者の熱意を感じさせるものでした。 スポーツ疾患を入り口にして人体を広く学べる好著だと思います。
Posted by
- 1