原敬と新渡戸稲造 の商品レビュー
昔ながらの政治家と呼ばれる人たちには光と闇の部分があるだろう。最近の奴らは政治家ではなく政治屋で、自己都合のためにしか働かない奴らばかりではあるが、昔の政治家は、後世に残るような偉業をなした人も多い。原敬もその一人だろう。でも、やはり老獪な政治家であったとは思う。この本にはそのよ...
昔ながらの政治家と呼ばれる人たちには光と闇の部分があるだろう。最近の奴らは政治家ではなく政治屋で、自己都合のためにしか働かない奴らばかりではあるが、昔の政治家は、後世に残るような偉業をなした人も多い。原敬もその一人だろう。でも、やはり老獪な政治家であったとは思う。この本にはそのようなことは一切書かれていない。田中正造が命をかけて戦った足尾鉱毒事件の舞台である谷中村を湖の底に沈めたのは、原敬である。その鉱山会社の副社長を勤めていた時代もあったそうだ。清濁合わせたものを僕は読みたかった。
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