男が30代でやめるべき習慣 の商品レビュー
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット 「過去は我々が何をしなければならないかは教えないが、我々が何を避けねばならないか教えてくれるのである」 はじまりは、ここから。 何を避けるべきか、オルテガにあやかって著者が主観で言及していく。口も悪いし、論拠も薄弱だが、尖った偏屈な立ち...
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット 「過去は我々が何をしなければならないかは教えないが、我々が何を避けねばならないか教えてくれるのである」 はじまりは、ここから。 何を避けるべきか、オルテガにあやかって著者が主観で言及していく。口も悪いし、論拠も薄弱だが、尖った偏屈な立ち位置は、是非貫き通して欲しい。小利口で適切な言説はつまらない。何言ってんだ位の発言の方が、コミカルで心地よい。 という事で、30代までは感受しただろう40代適菜収氏の「中年の主張」を聞いてみた。 ー 体育館のプールに通っている。そうすると誰もがダイエットをしているとか、らしくないとか言う。でも痩せようなんて思っていない。目的などなく、ただ泳ぎたいから泳いでいる。園児がプールでギャーギャー騒いでいる。彼らは痩せるためにプールに入っているのではない。純粋に楽しいのだ。人生だって同じです。 良いね、確かにそう思う。しかし、別にダイエットかと聞かれた位ではイライラしないので、この辺が適菜氏らしい。臨界点が低く、自身の価値観からはみ出た他者に対し、極端に寛容性が低いのが特徴。チャールズブコウスキーのように、失敗をコミカルに描く自叙伝を彷彿させるから、この不器用なイライラが癖になる。で、嫌味はさておき、その文脈で、適菜氏は引用が良いから憎い。 ー 今の教育は暗唱させないですね。物事を姿の方から教えると言うことをしない。万葉集なら万葉集を、解説や周辺の知識を持ち込んでしまって、感覚的に読むことをしない。姿があるのは造形美術だけではない。言葉にも姿がある。日本人なら必ず日本の言葉についての姿の感覚があるはずです。その感覚を浮かび上がらせるのが教育ですよ。小林秀雄 ー 幸福と祝福は財産がたくさんあるとか地位が高いとか、何か権勢だの権力だのがあるとか、こんなことに属するのではなくて、悩みのないこと、感情の穏やかなこと、自然にかなった限度を定める霊魂の状態、こうしたことに属するのである。哲学者 エピクロス 利きビールを何回やってもラベル当てられる奴はほとんどいない。 ー 要するに私たちは事物そのものを見ていない。ほとんどの場合、事物の上に貼り付けられたラベルを見ているだけである 哲学者 アンリ・ベルクソン
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著者とほぼ同世代の自分。30代ではないけれどこの本で挙がってる「やめるべき習慣」はほとんどもうやってないかやったことないことだった。 「「群れる・つるむ」のはやめる」とか「「コスパ」と言わない」とか「「紅白歌合戦」を見ない」とか「「行列」に並ばない」とか「「同窓会」に行かない」と...
著者とほぼ同世代の自分。30代ではないけれどこの本で挙がってる「やめるべき習慣」はほとんどもうやってないかやったことないことだった。 「「群れる・つるむ」のはやめる」とか「「コスパ」と言わない」とか「「紅白歌合戦」を見ない」とか「「行列」に並ばない」とか「「同窓会」に行かない」とかフレーズとしてはうなずけるんだけど、それについて述べてる内容がケチつけてるみたいだったりわざと的をはずしているような感じがしたり自分と同じ偏屈さが垣間見えたりで、根拠や説得力に欠けるのよね。フレーズだけ読んでやめとけばよかった。
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全体的に浅い。各テーマが短すぎて、「何故」がわからない。こんな中途半端に書くから批判されるのでは、と感じられる文章。 著者の日々の生活で、不快に感じた人を羅列しているだけのようにも感じた。とにかく理由づけが少なく納得感がない。 30分で読み終える。タイトルから感じ取れるような大層...
全体的に浅い。各テーマが短すぎて、「何故」がわからない。こんな中途半端に書くから批判されるのでは、と感じられる文章。 著者の日々の生活で、不快に感じた人を羅列しているだけのようにも感じた。とにかく理由づけが少なく納得感がない。 30分で読み終える。タイトルから感じ取れるような大層な内容はない。文字も少ないので、読みやすさだけは漫画なみ。暇つぶしに図書館で借りて読むならいいかも。購入して、手元に置く価値はない。
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『やるべきこと』ばかり考えていると、辛いどころか、現在を無駄にする 自己を啓発するためには、理想と行動を一致させること。 型を学ばなければ、型を破ることはできない。デタラメをやるだけなら、『型破り』ではなく、『型なし』である。 流行に流れるのは、自分の好きなものがわからない...
『やるべきこと』ばかり考えていると、辛いどころか、現在を無駄にする 自己を啓発するためには、理想と行動を一致させること。 型を学ばなければ、型を破ることはできない。デタラメをやるだけなら、『型破り』ではなく、『型なし』である。 流行に流れるのは、自分の好きなものがわからないということ。
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一流を目指すトレーニングが大事 スパンを長くすると見えてくる 異常に短いスパンで話をする人がいる 数値より「価値判断」 そのためには一流のものに触れる データではなく価値判断の連鎖が一流を作り出す 貧乏人根性ひがみは良くない 嫉妬もダメ 答えの丸暗記は意味がない思考が大事
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読み終わりました。世界を穿った見方をする人がいるなあと感心するには大変良い書籍でした。ちなみに私は30になっていないので、読んだものの、特に何もやめておりません。 汚い飲み屋であほみたいに飲むのが好きです。
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やめるべき、って。言い換えただけでしょ。ってのばっかり。賢者たちって何だ、遊び人のなれの果てか。と納得するくらい内容が薄い。遊んでても稼げたぜ、って言ってる感じ。どのへんが一流なのか。
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30代の必須ネガティヴリストという感じ。簡単にまとめると、周りに流されるな、人脈は整理しろ、本でも食べ物でもなんでも一流に触れろ、外見やマナーで人は判断されちまうぞ、なんてところか。
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