蓮如の霊言 の商品レビュー

大川隆法(著者)

2020/01/05

2020/01/05読了

　浄土真宗を広めた蓮如様、いかにして浄土真宗が急速に広まったか、という点について語る。
　浄土真宗は妻帯とか飲酒が許されるなど当時の仏教としては「ありえない」宗教であったようだが、「南無阿弥陀仏」などのフレーズ、そして組織の重要性について解く。

　蓮如は「講」を創設。宗教的な集まりではあるが、身分の別なく語り合い、飲酒や遊び、話し合いの場として発展させた。これが「マーケティング」。
　幸福の科学の弟子たちに「コンビニで仏壇を売れ」というようなアドバイスをするところが象徴的。

　当時の浄土真宗は戦闘性を備えていたようで、迫害を受けて撤退し、陣地を築き捲土重来したエピソードとか、日蓮宗など他宗教との争いのことなど詳しく記載されている。

　生まれ変わりとして、セブンイレブンのもと会長、鈴木敏文氏であることを示唆。おにぎりやおでんなど、いかに安く、いかにおいしくして顧客を満足させるかという点には一切手を抜かない姿勢、一流の経営者である。