さいはて紀行 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
なんだろう、すごいものを読んでしまった。というか、そういう人たちがいるのはわかるが、知ってしまったという禁忌に触れてしまった感。 淀川河川敷の一遍がなぜかとても好きだ。自分も河川敷の怖さと魅力にいつも惹かれているが、実際に探検をしたことはほぼない。ので、実態の一例を知ることができたのはなんというか、嬉しい。 それを除いてもピカソの出会いと別れなど、このまま短編小説として成り立ちそうな章だ。 また、路上観察に興味ある人なら誰でも好き… とまではいかないが気になっているであろう、「死後さばきにあう」系のキリスト教看板。 それが作られているところのレポートは、実はとても貴重なのではないだろうか。 最高齢ストリッパー、タイのホモセックスショー、刑務所美容室、虫食… 普通の人なら行かない場所が普通に出てくる。 人の可能性とかそういう話じゃなく、ただただ人とは… という気持ちになる。
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何かのレビューで見て、購入したのだけど、何の縁があってか、二冊届きました(笑) 返品する手続きも面倒なので、贈る相手を考えながら読むという、不思議な体験をする。 さいはて紀行。まさにタイトルまんまだな。 トータルで言うと、ストリッパー系の話が多い。老若男女問わず。好きなんだね...
何かのレビューで見て、購入したのだけど、何の縁があってか、二冊届きました(笑) 返品する手続きも面倒なので、贈る相手を考えながら読むという、不思議な体験をする。 さいはて紀行。まさにタイトルまんまだな。 トータルで言うと、ストリッパー系の話が多い。老若男女問わず。好きなんだね。 でも、そちら方面だけでなく、淀川アンダーブリッジと称して、河川敷で暮らす?人と触れ合ってみたり。 刑務所の就業施設として開かれている美容室に髪を切りに行ってみたり。 食に向けば、ゴキブリに手を出してみたり。 かと思うと、祖父の臨終の話が出てきたり。 まとまりがない! ……訳ではないのだ。 なぜかどれを読んでも、筆者の眼差しを素直に感じることが出来る。 風変わりなスポットを楽しむというより、自分では到底行かないであろう秘境を見つめてきた筆者に寄り添っている私が、いる。 不思議と。 コマーシャルのように、さもおもしろおかしく書こうとしている訳ではないからかもしれない。 使命感とか、エネルギッシュさも、失礼かもしれないけれど、あまり感じないからもある。 好奇心で近付いていくのに、犬を食べる直前になると涙したり。 おばあちゃんストリッパーに対しては、なんとも言えない残念さを感じたりもするのだから。 でも、そういう温度の本だから、また読んでみたいと思わされた。 これは、きっと彼女にしか書けない類の本だと思う。 あまりレビュー数がないようなので、丁寧に書いておきたくなりました。 ちなみに表紙の感じも好き。
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