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めしぬま。(徳間書店版)(一) の商品レビュー

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2017/04/06

『たべるダケ』や『いぶり暮らし』、『最後のレストラン』など、挙げきれないほどグッとくる食系漫画を読んで来た私。一番だ、なんて驕れないけど、それなりの量は読んで、感想を書いてきたって自負はある そんな私が、この『めしぬま。』にはKOされた 初めて、「あ、これが飯テロってやつか」と思...

『たべるダケ』や『いぶり暮らし』、『最後のレストラン』など、挙げきれないほどグッとくる食系漫画を読んで来た私。一番だ、なんて驕れないけど、それなりの量は読んで、感想を書いてきたって自負はある そんな私が、この『めしぬま。』にはKOされた 初めて、「あ、これが飯テロってやつか」と思える作品だった 仕事の能力は低く、日常的には冴えないサラリーマン、飯沼。そんな彼が、周囲の人間の注目を集める瞬間、それが食事時 実にエロい!!あみだむく先生が、デビューするまで、どんなジャンルで活躍していたか、は知らないけど、色気のある男性を描くのが大好きで、最も、才能を発揮できるんだな、と感じられる食いっぷりだ 性別や年齢にかかわらず、イイ食いっぷりってのは周りの食欲を、「勘弁してくれ」ってレベルで刺激する。私も結構、食べる方だが、こんな影響力は持ち合わせてないなぁ 内容も、とことんシンプルで、余計なモノを含んでいない。ただただ、飯沼が食事を楽しみ、満腹&満足するだけ。しかし、そこがいいのだ あくまで、私個人のキュンとしたポイントだが、飯沼の肉体で最も色気を醸しているのは食べ物を入れる口でなく、手指であろう。ゴツゴツと男らしさがありながらも、食事にする感謝も宿っており、美しい手だ ストーリーには、これと言って、恋愛感は含まれていないので、一種の読みやすさはある。ただ、妄想は働いちゃうのが、腐った漫画読みの業なのは認めよう 飯沼のイケメンな先輩、花山さんは実に好い立ち位置だ。先輩後輩って感じの仲の良さなのか、これ、と思うほど。飯沼は目の前の食事にしか興味は持ってないけど、花山さんは食べてる彼に好意を抱いているようだ だが、彼をロックオンしているのは、花山さんだけでなく、彼が勤めている会社の社長さんも、飯沼に興味津々の様子。老いも若きも虜にするとは、ほんと、罪な食べ方をする男だぜ 飯沼と花山さん、社長が食卓を囲む回が今後あったら、非常に嬉しい。しかも、次巻には新たなイケメンも登場するようなので、ますます期待が持てる わざわざ言う事ではないのかも知れないけれど、この『ぬしぬま。』に惚れた漫画読みとしちゃ、黙っているのもストレスだ ヤングアニマル嵐(3)より連載が開始された、『ダダダ』なのだけど、コチラは『めしぬま。』とは逆に、全く、あみだむく先生の好さを感じなかった 先に『めしぬま。』を読んでいたってのは大きいかも。つい、何で、ボクシグ漫画なのだろう!?と思ってしまったほどだ。内容が被るのはマズいのは当然だが、他のスポーツ、格闘技の方が良かったのでは。個人的にはロードレースか、総合が良かった・・・ まぁ、グッと来なかったのは題材云々より、ストーリーが理由なんだけど。主人公が暗いと言うか、ウジウジしてるっつーか、少なくとも、この一話目では好感を抱き辛いタイプだった。第二話では、少し「おっ」と瞠目できたが、今後、どうなるかは分からない。できりゃ、好きになりたい、とは思ってる どの回も、飯沼のようにお腹が鳴っちゃいそうになる。その中でも、特に危険なのは、花山さんと共に食べた、第5話「先輩とカツカレー」のカツカレーライス。カレーライスってのは単品でも十分に美味いけど、カツが乗るだけで、最強だと思っている。次点が、カレーうどんの食い方の流儀を知ってるなあ、と思った、第11話「ワイシャツだけど・・・カレーうどん」 この台詞を引用に選んだのは、何だかんだで、飯沼は毎日、幸せなんだな、と感じたので。学生にしろ、社会人にしろ、日常的にストレスはかかっている。辛くて潰されそうになる時もあるだろう。でも、腹が減って、食べた物を美味しい、と感じられるなら、まだ、立ち直れる。もし、ご飯が美味しくないなら、環境を変えるのが一番だ。嫌な事から一時的に逃げるのはアリだけど、生きる事から逃げるのはナシだな、と毎日、ご飯が美味しい私は思ってる

Posted byブクログ

2016/12/31

ごはんをおいしそうに食べる人っていいよね。おなかすいちゃう。しかし、飯沼くん、君すごい飯友ができたね。たこ焼きに小籠包、ピザまん、カレーうどんにカツ丼・TKG…食べたい!飯テロすぎる。

Posted byブクログ