聖闘士星矢EPISODE.G アサシン(9) の商品レビュー
もう、シュラがカッコよすぎて、吐血しそう 岡田先生が、新作の主人公に、誰でもない、このシュラを選出した理由がよ~く理解できる巻だった、この(9)は 剛拳を誇り、小細工抜きの戦いを挑んでくる巨漢剣闘士・聖王の猛攻に、シュラの肉体は壊されていく 必殺の聖剣抜刃は、実体を持たぬ鎧に通じ...
もう、シュラがカッコよすぎて、吐血しそう 岡田先生が、新作の主人公に、誰でもない、このシュラを選出した理由がよ~く理解できる巻だった、この(9)は 剛拳を誇り、小細工抜きの戦いを挑んでくる巨漢剣闘士・聖王の猛攻に、シュラの肉体は壊されていく 必殺の聖剣抜刃は、実体を持たぬ鎧に通じず 死に瀕し、シュラの魂は冥界に引き寄せられていき、黄金の鎧は漆黒に蝕まれていく 絶体絶命のピンチを迎えたシュラの脳裏に過る走馬燈、それは不甲斐なき己に技と生き様を戦いの中で、己の死を以て教えてくれた師との想い出 聖闘士は、敗色濃厚の危機に陥る中で限界の壁を、高めた小宇宙でブチ破ってなんぼ 己の負けは、師の死に様すら穢してしまう、と思い出した時、シュラは「修羅」となり、彼の剣士としての強さは一つ上の次元に到達する!! 聖闘士としての力、冥闘士としての力が、シュラの中で完全たる融合を果たし、彼の剣は無敵の鎧すら斬り砕く、業物と化す こういう、覚醒パターン、もう、大好物!! 師と弟子の絆、泣かなかったら嘘でしょうよ しかし、まさか、シュラに本当の強さを“教え”、山羊座の黄金聖闘士としての資格、黄金聖衣を譲ったのが、かつての聖戦で命の限り、戦いきった以蔵だったとは・・・・・・ 岡田先生、オリジナリティを追求しつつも、車田先生へのリスペクトは決して忘れてないんだな。そこがイイ!! 最強の師匠に無様な姿を見せられない、光だけでなく、闇をもデカい器に受け入れたシュラは、ついに聖王を一刀両断ッッッ シュラを強くしてくれた聖王には感謝だな ただ、この敗北で聖王は更に強くなる。また一人、アイオロス側に、新たな黄金聖闘士が参するのだろうな。あくまで、私の予想だけど、聖王は牡牛座だろうな 敗北を断ち切り、勝利を掴み取ったシュラだったが、闇の力を用いてのパワーアップは、良からぬ結果を引き起こす 冥府に引き込まれるシュラを救うは、黄金聖闘士きっての邪悪にして、冥界での戦いを最も得意とするデスマスク、そして、アイオロス、シャカと肩を並べる実力者であるサガ 前巻で、もう、これ以上、驚かされる展開は起こらないだろう、と思っていたけど、私の読みは甘かった まさか、コクトーの正体がサガだったとは・・・これまでのコクトーの言動を思い返すと、少し複雑な気分になるな シュラを葬るべく繰り出される雷を、サガは圧倒的な力で防いでいく しかし、シュラを庇いながら負うダメージは小さくない。それがスイッチとなったか、サガの暗黒面が目を覚ました!? うーん、やはり、引きが上手い、岡田先生!!次は大台の(10)だと、更なる激闘が予想されるなぁ 個人的にお気に入りの回は、他の読み手の共感を得られないかも知れないが、正直に言えば、本編のどれでもなく、カバー下 さすが、アフロディーテ様、としか言いようがない。美に対しての手抜きが微塵もない。この女装の仕方、アフロディーテ様にしかできねぇよ。シュラも、そりゃ、泣いてビビるわ この台詞を引用に選んだのは、先にも書いたが、以蔵とシュラ、どんな名刀でも切れぬ絆を見たからだ。自分が長い人生の中で培い、育み、鍛えてきた強さを弟子が受け継いでくれる。その弟子が、更に強くなり、新たな弟子に継承させていく。人の歴史とは、こういう、バトンパスがあったからこそ、途中で何があっても途切れなかったんだろうな
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