下鴨アンティーク 雪花の約束 の商品レビュー
慧の進もうとしている方向は本当に正しいのか、春野の危うさなどもさらに浮き彫りになった感じがする。良鷹の若い頃のエピソードは、ビターな内容ながらホンワカした。
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逆らえば逆らうほど気になるもの。 鹿乃さんは最初から逆らってはいなかったようにも思うけれど。 春野さんは一歩間違えば本当に危険人物よね。 悪い人は殆ど出て来ないこの物語だからこそ、ある程度は安心して見ていられるけれど。 それにしても、あの蔵の中には一体何着着物が収められているのだ...
逆らえば逆らうほど気になるもの。 鹿乃さんは最初から逆らってはいなかったようにも思うけれど。 春野さんは一歩間違えば本当に危険人物よね。 悪い人は殆ど出て来ないこの物語だからこそ、ある程度は安心して見ていられるけれど。 それにしても、あの蔵の中には一体何着着物が収められているのだろう。
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簡単に一歩を踏み出した鹿乃のほのかで芯の強い好意が良い。相愛に気付かず頑なに気持ちを持て余す慧は切なくももどかしい。春野を苦手としながらも拒絶し切らない鹿乃には寄り添えず、でも春野の一方的さは彼目線を読んだら各自の好意として理解出来そうな気もした。高二良鷹と幼稚園児鹿乃の話が愛ら...
簡単に一歩を踏み出した鹿乃のほのかで芯の強い好意が良い。相愛に気付かず頑なに気持ちを持て余す慧は切なくももどかしい。春野を苦手としながらも拒絶し切らない鹿乃には寄り添えず、でも春野の一方的さは彼目線を読んだら各自の好意として理解出来そうな気もした。高二良鷹と幼稚園児鹿乃の話が愛らしすぎて胸が苦しい。
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下鴨アンティークシリーズ第5弾。今回は悲しい話が多かった様な。 鹿乃と慧の関係性が徐々に変わって行っている。次巻でどうなるのか気になる。
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内容(「BOOK」データベースより) 京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところ...
内容(「BOOK」データベースより) 京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に、その糸は切れてしまい…?古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。
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シリーズ5 赤い糸のきもの 運命の糸 婚約者に裏切られた祖母、同じく婚約者に裏切られた孫が鹿乃を訪ねてやってくるはずが、あらわれたのは幼馴染の竣太 真っ赤な紅葉のきもの 預けた着物を返してくださいと手紙がきて、着物を慧と届ける鹿乃 雪の結晶のきもの 林檎を沢山もらったからお...
シリーズ5 赤い糸のきもの 運命の糸 婚約者に裏切られた祖母、同じく婚約者に裏切られた孫が鹿乃を訪ねてやってくるはずが、あらわれたのは幼馴染の竣太 真っ赤な紅葉のきもの 預けた着物を返してくださいと手紙がきて、着物を慧と届ける鹿乃 雪の結晶のきもの 林檎を沢山もらったからお茶会をしようと誘われ春野の家に行くところから始まる 気になった慧が春野の家に行き 帰りに風邪を引く鹿乃 翌日家で熱が下がりじっとしていられなくなり、冬も近づいたということで雪の着物を蔵から取り出す 最後に慧は父親と母の法事に一緒に行くと言ってしまい、その後、鹿乃は慧が好きと言ってしまう 陶器の犬の水滴 良鷹が高校生の時の話 近所の洋館に住む照子さんの家に鹿乃と一緒に遊びに行く
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想いを告げるということは、単純にはいかないことで。 とうとう鹿乃が想いを告げる。けれど、両片想いなのを知っている読者の願いとは裏腹に、なかなかすんなりハッピーエンドとは行かなくて。このもだえ感がやはりコバルト、とか思ってしまうけれども。 「星の糸」謎をきっかけに、変わり始めた自分たちの関係を見つめる鹿乃と慧。周囲はこんなにも応援モードなのにな。 「赤ずきんをさがして」母と子、父と子、それぞれの複雑な関係。タイトルは赤ずきんだけど、最後のリンゴのお菓子で誘う春野は、魔女か狼か、というところ。 「雪花の約束」春野が動いて、慧が動く。鹿乃が新たに取り組む謎は、父親の同僚と関わりがあった。鹿乃が大人になっていくということは、慧が覚悟する時も近いということ。傷つけたくないから、訊かなかったことも、訊けばよかったことがあったかもしれない。 「子犬と魔女のワルツ」定番になった良鷹の話。今回は、本編もあんな感じなので、兄としての良鷹、妹への思い。ぐうたらとか言われていますけど、これだからこのお兄さんは!
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シリーズ第5弾。 不思議なことが起こる着物ばかりを預かっている蔵を管理する女子高生・鹿乃が、その不思議を解決し、持ち主に着物を返す話。 短編連作。 子供を置いて出て行ってしまった母親の想いの詰まった着物や、婚約破棄された祖母と孫、気付けなかった母の想いなど、家族に関する話が多い。...
シリーズ第5弾。 不思議なことが起こる着物ばかりを預かっている蔵を管理する女子高生・鹿乃が、その不思議を解決し、持ち主に着物を返す話。 短編連作。 子供を置いて出て行ってしまった母親の想いの詰まった着物や、婚約破棄された祖母と孫、気付けなかった母の想いなど、家族に関する話が多い。 それによって彗の心に閉じ込めた父親への憎しみが動き出して行く。 着物が起こす不思議な現象が、少しずつ2人の関係や、彗と父親の関係を進めて行くのが面白い。
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変わらず素敵な着物の話で、最後にはほっこり。読みながら着物を想像するのがとても楽しいです。 今回は良鷹が高校生、鹿乃が幼稚園の頃の話があり、お兄さんらしい良鷹が見れました。鹿乃と慧も少しだけ前に進み、次の展開がきになります。
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妹より譲り受け本。 シリーズ4、5作目をまとめてもらっていて 今回も京都に出かけている間に読みました。 4作目は鹿乃の亡くなった両親や曾祖父・曾祖母 慧の生い立ちなど身近なところの昔の話が多かったですが 5作目は現代のよその人の話が多かったです。 1編だけ、良鷹が高校生、鹿乃が幼児の時代 慧と鹿野の仲はもう少しだけ前進 なんとも微妙なところで終了。
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