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万年筆インク紙 の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2019/02/08

一冊まるまる一本のエッセイ。 万年筆とインクと紙について。 それだけの一冊。 万年筆の書きごこちにこだわるために、ペン先を分解して仕組みを調べる。 そのために同じペンを何本も買う。 各会社のブルーブラックのインクを書き比べてみる。 万年筆との相性、紙との相性を検証する。 万...

一冊まるまる一本のエッセイ。 万年筆とインクと紙について。 それだけの一冊。 万年筆の書きごこちにこだわるために、ペン先を分解して仕組みを調べる。 そのために同じペンを何本も買う。 各会社のブルーブラックのインクを書き比べてみる。 万年筆との相性、紙との相性を検証する。 万年筆に関しては、もちろん手に持った感じやデザインも重要なポイントだ。 何本もの万年筆、何箱ものインク、何十冊ものノート。 字を書くという行為も、極めれば1冊の本になる。 世の中に不必要なものの例えとして「人からもらった万年筆」と書いておきながら、結構人に万年筆をプレゼントしているらしいのは、ご愛敬。(いや、自分勝手というの?)

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2018/10/09

タイトルが文具なだけで普通のエッセイかと思いきや、タイトル通り万年筆のお話でした。万年筆好きの方は特に楽しめるかと。

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2018/07/22

図書館本。 著者の片岡義男氏が子供の頃からずっと、大学生になってまでも字を書かない人だったというのは意外だった。ライター活動を始めてからの万年筆、インク、紙に対する探究心は素晴らしい。神保町の金ペン堂でモンブラン22を買うシーンは印象的。パーカーのウォッシャブルブルーが廃盤になっ...

図書館本。 著者の片岡義男氏が子供の頃からずっと、大学生になってまでも字を書かない人だったというのは意外だった。ライター活動を始めてからの万年筆、インク、紙に対する探究心は素晴らしい。神保町の金ペン堂でモンブラン22を買うシーンは印象的。パーカーのウォッシャブルブルーが廃盤になってから全国を探し回った話も面白かった。ノートの使い方は凡人には勿体なく感じられるが、作家さんがストレスなく小説のメモを書くためには色々大変なんだなと。京都の喫茶店を三軒はしごして短編小説のアウトラインを二編書く話は、今年の春にフランソアに行ったばかりなので興味深く読んだ。 最初に翻訳したミステリー小説が掲載されたあと、編集長に漢字がやや多いかなと言われ、漢字の多い文章を書くのは素人であり、自分はまったくそうではない方向へ向かうのだと考えた、とあった。この著者の小説にひらがなが多い理由がやっとわかった。

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2018/06/05

僕も何本か万年筆を愛用しているが、内容について行けない点があった。 内容がマニアックであり好きな人はすごくいいと思う。

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2017/08/18

最初のページを開くと、ブルーの印字でタイトルが記載されていて、本文中の文字も全てブルーで書かれており、著者の拘りが感じられ、楽しみに読み始めた。しかし、とにかく文体が説明的で長く、何度も同じことを語っており、とても一字一句を丁寧に追いかける気にはならなかった。これだけ自分の万年筆...

最初のページを開くと、ブルーの印字でタイトルが記載されていて、本文中の文字も全てブルーで書かれており、著者の拘りが感じられ、楽しみに読み始めた。しかし、とにかく文体が説明的で長く、何度も同じことを語っており、とても一字一句を丁寧に追いかける気にはならなかった。これだけ自分の万年筆やノートブックについて語るなら写真も載せて欲しかったし、文章表現の仕方を工夫すれば、ページ数も少なくできただろうし、見やすくできただろうと思った。ただひたすら、文字ばかりで300ページ近いページ数は途中から読んでいて辛くなった。内容自体は自分も日頃から万年筆やノートブックを使っているので楽しかったが・・・。

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2017/02/17

ある時期、片岡義男の小説にのめりこんでいたことがある。棚に揃えて悦に入っていた。 その後、何作か映画化されメジャーになって、角川文庫で赤の背表紙で統一された本を本棚に並べていたが、タイトルも装丁も似たようなものが多くなって、しかも昔と違う装丁(赤背表紙で統一)で出たりしたものだか...

ある時期、片岡義男の小説にのめりこんでいたことがある。棚に揃えて悦に入っていた。 その後、何作か映画化されメジャーになって、角川文庫で赤の背表紙で統一された本を本棚に並べていたが、タイトルも装丁も似たようなものが多くなって、しかも昔と違う装丁(赤背表紙で統一)で出たりしたものだから、同じ本を二冊買ったりして、途中まで読んで気づいてとか...そのうちに熱が冷めた。 その裏で、片岡義男が文中に表現されているような、細かなこだわりで、万年筆やインク、原稿用紙にこだわっていたんだということを知り、しばし思い出に浸ることができた。 昔、片岡義男をたくさん読んだ人にはおすすめ。 あと、昔の MADE IN USAとか、初期のPOPEYEとかにこだわっていたひとなら、☆4つだと思う。 同年代にはそこそこいるのではないかと。(私はその意味で☆4つ) そうでないかたは、モノにこだわったりするひとにはおすすめかも。

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2017/01/27

万年筆好きならニヤっとするような内容がいっぱい 一度読み終えてもまた読み返したくなる 片岡さんはパイロット万年筆カスタム743 のMがお気に入りだ インクはパーカーのウォッシャブルブルー でももう製造してないのでブルーブラックとブルーを好んで使っている 私もカスタム743 の...

万年筆好きならニヤっとするような内容がいっぱい 一度読み終えてもまた読み返したくなる 片岡さんはパイロット万年筆カスタム743 のMがお気に入りだ インクはパーカーのウォッシャブルブルー でももう製造してないのでブルーブラックとブルーを好んで使っている 私もカスタム743 のMを使ってみたくなった 機会を見つけて試筆してみよう

Posted byブクログ