昔なつかしいクリスマス の商品レビュー
本書が発売された1800年代前半においても、「懐かしい」と言わしめる、伝統の衰退していくそこはかとない哀しみのようなものは、今も昔も変わらないのだなあと思いつつも、そこに引きずられら過ぎず、イギリスの由緒正しきクリスマスの風景が綴られている。クリスマスは、寒い季節だからこそ、より...
本書が発売された1800年代前半においても、「懐かしい」と言わしめる、伝統の衰退していくそこはかとない哀しみのようなものは、今も昔も変わらないのだなあと思いつつも、そこに引きずられら過ぎず、イギリスの由緒正しきクリスマスの風景が綴られている。クリスマスは、寒い季節だからこそ、より人の暖かさや慈愛の心が感じられるように思えるが、本書に登場する厳しくも美しい冬と、集う人々の笑顔がとても印象的で、数多く収められている挿画の素晴らしさと相まって、読み終わったあとに何とも言えない、しみじみとした余韻が残る。
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英国の19世紀のクリスマスの微笑ましい、温もりがある情景が手に取るようにわかり、良き時代を感じる。私自身の子ども時代のクリスマスのイメージとも近い!それだけに懐かしく感じるのだが、今は変化が激しいのか、子供にとっては今も同じなのか?コーヅデコット氏の挿絵も情緒がある。5つの章は...
英国の19世紀のクリスマスの微笑ましい、温もりがある情景が手に取るようにわかり、良き時代を感じる。私自身の子ども時代のクリスマスのイメージとも近い!それだけに懐かしく感じるのだが、今は変化が激しいのか、子供にとっては今も同じなのか?コーヅデコット氏の挿絵も情緒がある。5つの章は①クリスマス、②クリスマスコーチ、③クリスマス・イヴ、④クリスマス・デイ、⑤クリスマス・ディナーと銘打っている。これだけでも情緒を感じる。
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