人魚姫の椅子 の商品レビュー
ミステリー要素がわからなかった。 ミステリー部分をもっと細かくしてくれたらよかった。主人公の小説もよくわからなかった。
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図書館で借り、読了。 ミステリーものが苦手な私にも読みやすい作品であり、作者の椅子を通した世界の見方や、人間との関わりの観念は面白かった。 もう、生きてはいないかもと思ってはいたけど、翠の結末には想像以上に悲劇的でびっくり 。猟奇的で残酷な結末は、ビビリなので少し苦手だったかも。全体的に爽やか青春ものだと思ってたので、不意打ちの重い展開だった。 穏やかな日常の中に潜む、不穏さと少しずつ大きくなる違和感…登場人物や町の不安定さから、攻撃性がチラついて、読み進めていてドキドキした。
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結末が残酷だった。翠ちゃんが可哀想で仕方ない。最後の衝撃の中、無理やり凄いスピードでエンドしようとしているのについていけなかった。 杏が個性的な子で読み始めは 中々没頭できなかったが、告白当日あたりからのスピード感から没入できた。だけに、最後が残念でした。
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不思議な作品だった。 恋愛の話が始まったのかと思って読んでいたら、実はミステリーで、狂気的で、ちょっと突飛な部分もあったけど、なんとなく引き込まれてしまうお話でした。
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表紙からさわやかな青春小説を想像していたが、実際は胸糞悪い小説だった。 そういうジャンルの作品としては、やりたいことはおもしろく伏線の張り方もいいのだが、ミステリとしてはファンタジー色が強い。 それと、悲劇に見舞われた登場人物があまりに悲壮感を感じさせないので気持ち悪い。 読者が...
表紙からさわやかな青春小説を想像していたが、実際は胸糞悪い小説だった。 そういうジャンルの作品としては、やりたいことはおもしろく伏線の張り方もいいのだが、ミステリとしてはファンタジー色が強い。 それと、悲劇に見舞われた登場人物があまりに悲壮感を感じさせないので気持ち悪い。 読者が引くくらいのことをされているのにずいぶんとノリが軽くてそれが一番怖い。 これが作者の技量不足によるものなのかそういう演出なのかはわからないが、あまりに怖いのでたぶん著者の作品はこの先読まない。
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杏の中の優先順位があからさまに出ている。 ①自分の想い、空想の世界 ②彗斗の尊厳 ③翠の命 一般的には翠の安否が最優先のはずだけど、杏は空想の世界のことばかり考えている。 現実世界じゃなくて、自分の世界を守ることに必死なのかな、と思った。 翠の行方を気にしつつ、どうせもう死んでいるだろうと半分決めつけているあたり、実はドライな性格なのかも。翠の家族との対比を感じて、主人公に対して不気味な気持ちになった。 主人公に全く共感できなかった一方で、展開は予想外。最後まで私の想像を超えたお話だった。
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「Chapter 1 : For Whom?」 届かなかった恋文と彼女の行方。 彼女は最初から相手を勘違いし依頼を受けてしまっていた訳だが、想いを告げる手紙を相手も教えず他人に頼むのもどうかと思うな。 いつも通りか偶然か彼女は彼に出会えたからこそ、彼女は手紙を読んでもらえたと勘違...
「Chapter 1 : For Whom?」 届かなかった恋文と彼女の行方。 彼女は最初から相手を勘違いし依頼を受けてしまっていた訳だが、想いを告げる手紙を相手も教えず他人に頼むのもどうかと思うな。 いつも通りか偶然か彼女は彼に出会えたからこそ、彼女は手紙を読んでもらえたと勘違いし簡単について行ってしまい彼の行動がおかしいと思わなかったのだろうか。 「Chapter 2 : What Do You Want?」 貰った椅子により捗る原稿には。 生存確率が低いと幼いながらに理解し自らの時間が無い事を再確認したからこそ、彼女からではないうえ宛先も違う手紙を読み涙しながら真実を話してくれたのかもな。 どこまでも大人しく暴れる事無く彼の思い通りに梱包されていった彼女だが、手紙の一件により自らに酔っていたから抵抗しなかったのだろうか。 「Chapter 3 : History & Future」 小さな街だからこそ噂は広がり。 勝手に犯人探しを始めるのは自由だが、それにより傷付く者や疑心暗鬼になり逆に犯罪に手を染める者が出てしまう可能性を考えた事などないのだろうな。 東京まで運ばれた後も色々な人の手に渡り全く知らぬ土地に来てしまった彼女だが、これは人としての彼女の物語なのか少々疑問に思う部分が出てきたな。 「Chapter 4 : the Root of Life and…」 彼女を探す旅に出たきっかけは。 お金に目が眩み勝手に名乗りを上げて編集者と出会い話をしてきた彼は彼女をゴーストライター扱いしているが、実際に作品を目の前でとなると直ぐにボロが出そうだな。 途中から彼女が人として扱われている様な印象を受けなかったが、まさか最終的に本当に人から物になってしまったなど予想外だった。
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海辺のまちの朝の空気感。 住んだこともないのに懐かしく感じるその雰囲気が切なくて、まだ何も起きていないうちから苦しくなる。 文章が綺麗で騙されるけれど、内容は色々と重い。真相だけでなく、病気の少年のはなしとか、小さなまちの事情とか。 そんな中で、杏が、翠を想いながら変わっていく過程が丁寧に描かれていてとても好き。 椅子マニアの情熱がすごい。 完ぺきな椅子に座って物語が生まれる、というのもいい。 読み終わったあと、とことんこだわって何かを創ってみたくなった。
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2019.3.20 読了 この作者さんの割には、 めちゃめちゃ わかりやすかった! 言ってる意味わかるやーん!(ふつう?) やっぱ この作者さんは、 片思いのもどかしい想いとか うーん、どうなるの?みたいな描写が めっちゃうまい! キュンキュンするやん〜 最後はハッピーエ...
2019.3.20 読了 この作者さんの割には、 めちゃめちゃ わかりやすかった! 言ってる意味わかるやーん!(ふつう?) やっぱ この作者さんは、 片思いのもどかしい想いとか うーん、どうなるの?みたいな描写が めっちゃうまい! キュンキュンするやん〜 最後はハッピーエンドとは言えないのが ちょっと寂しいけど、 その後の話とか 読みたいかも! 犯人の読みは 当たってた!
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あー、しんどかった! これがはじめに思った感想。 失踪事件が起きた後の街や学校の様子に嫌な胸騒ぎを感じた。自分には苦手な雰囲気を家にいながら感じた。この辺りの描写や表現は凄い。 主人公の恋心と失踪事件の解明という2つを一緒にしている不思議な小説です。
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