モテる構造 の商品レビュー
明らかに狙ったタイトルと帯 婚活時代というムーブメントをつくった当人が その現象を俯瞰している感じ 端的にいってしまうと 男女平等が進んだからこそ 双方の求める理想像にズレ、齟齬が生じている。 というジレンマだという事を痛感。 それなのに一世代前の理想像にしがみ付いている ...
明らかに狙ったタイトルと帯 婚活時代というムーブメントをつくった当人が その現象を俯瞰している感じ 端的にいってしまうと 男女平等が進んだからこそ 双方の求める理想像にズレ、齟齬が生じている。 というジレンマだという事を痛感。 それなのに一世代前の理想像にしがみ付いている 【良妻賢母、モーレツ社員】など 多様性を認める事は簡単ではないが 多くの人に理解を深めていってもらう事を願う。
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キャッチーなタイトルとは裏腹に、中身はとことんがちな社会学の本。男/女が同性/異性を判断する際のクライテリアとは何か、そのベースになっている3つの社会規範とその非対称性。結果的に、できること(仕事能力)とモテること(性的魅力)の二大アイデンティティに集約される社会的課題が男女それ...
キャッチーなタイトルとは裏腹に、中身はとことんがちな社会学の本。男/女が同性/異性を判断する際のクライテリアとは何か、そのベースになっている3つの社会規範とその非対称性。結果的に、できること(仕事能力)とモテること(性的魅力)の二大アイデンティティに集約される社会的課題が男女それぞれに与える影響など、根源的な解説にはじまり、女性の社会進出が活発になりつつあるニューエコノミーにおける趨勢や、フロイトやチョドロウとの関連にも触れている。日本とその他の国の違いに係るリーズニングには若干疑問が残ったが、その他は大変興味深かった。
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女性が男性的な行動を起こすことは許容されるのに対し、男性が女性的な行動を取ることは奇妙な目でみられるという非対象性の謎を、仕事能力に関するアイデンティティ(=「できること」)と性的魅力に関するアイデンティティ(=「もてること」)から考察した本。 男女の性自認の形成の在り方を、近代社会において子育てに関わるのは‘母親(女性)’であり、子供は母親と同じか否かという点において性自認を身に付けるという観点がとても面白かった。実際に子供が接する大人は圧倒的に女性が多いという現実において、フロイトの理論よりもよほど筋が通っていると思う。 また、女性らしさ/男性らしさというステレオタイプが消えきれないのは、女性らしさ/男性らしさというものが存在しているからこそ、それを真似るだけで性自認が容易になるからだという指摘も面白い。単純に女性らしさや男性らしさという概念を消してしまうのではなく、女性らしく/男性らしくありたいと望む人と、そんなジェンダー規範から脱却したいと望んでいる人が互いに認め合える世の中になっていければいいと思う。
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タイトルで買ってしまったが、内容は、きわめてまじめな社会学。「できる男はモテるが、できる女はもてるとは限らない」ということを、男女の非対称性を論じながら説く。じつは、ちょっとはモテたいと思って買ったが、この本を読んだからと言ってモテるようにはならないと思う。
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企業にいると、仕事がデキる=モテる の図式は 身に染みて感じる。 ただ、会社に肩まで浸かった男性って定年後は相当悲惨だと思うよ…
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男は仕事ができてもてないともてることにはならないらしい。女性がもてることの前提には女性らしさが必要らしい。したがって、キャリアもあり女性らしさも求めらりる女性は生きづらいらしい。
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山田昌弘『モテる構造ー男と女の社会学』 「できる男」と「モテる男」は一致するのに「できる女」と「モテる女」は互いに独立関係という「非対称性」を社会学的に考察 本書を読むと、女性として生まれたことはラッキーだったかも、と思えた(性自認、チョロドー) らしさ規範 近代社会のアイ...
山田昌弘『モテる構造ー男と女の社会学』 「できる男」と「モテる男」は一致するのに「できる女」と「モテる女」は互いに独立関係という「非対称性」を社会学的に考察 本書を読むと、女性として生まれたことはラッキーだったかも、と思えた(性自認、チョロドー) らしさ規範 近代社会のアイデンティティ問題 男性の性的アイデンティティの脆弱さ
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男性と女性とは、様々な場面で平等に扱われるのではなく、非対称な判断基準を持たれる対象である。性別の事故認識とは決して先天的に決められている者ではなく、その性別らしさを社会的な文脈の中で徐々に認識させられていくものである。自分が男性であるか女性であるかという、規範意識を証明するため...
男性と女性とは、様々な場面で平等に扱われるのではなく、非対称な判断基準を持たれる対象である。性別の事故認識とは決して先天的に決められている者ではなく、その性別らしさを社会的な文脈の中で徐々に認識させられていくものである。自分が男性であるか女性であるかという、規範意識を証明するための様々な社会学的な行動を説明しているので、とても興味深い。ジェンダー論として深いところまでいかないかもしれないが、私たちが生活している中で表面化している性別の非対称性や悩みどころを分かりやすく分析してくれている。
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男女のモテ、非モテの非対称性を主眼に置いた分析を行っている。日本においては、男性は収入とモテに相関関係があるが、女性は相関性が低い。面白いのはイギリスではそのような調査項目が設けにくいとの点であった。収入とモテの分離に励んだが故のジレンマなのかもしれない。
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