三途の川で落しもの の商品レビュー
最後の天国の話,なんだかグッときたし,そうだと良いなって思う。 番外編とかで続いてほしい。 この3人のやりとり,もっと見ていたい
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直木賞から西條奈加さんの棚が大幅に増えた。現代版もだが、初めて読んでみる。何気に江戸時代の登場人物が入っているけどご愛嬌か。どんな時代でも目的があるので読み尽くすだけ。天国でも地獄めぐりでもなくて三途の川が舞台なのが世界観かな。地獄はある意味魂を癒すと、天国なんかないと断言する。...
直木賞から西條奈加さんの棚が大幅に増えた。現代版もだが、初めて読んでみる。何気に江戸時代の登場人物が入っているけどご愛嬌か。どんな時代でも目的があるので読み尽くすだけ。天国でも地獄めぐりでもなくて三途の川が舞台なのが世界観かな。地獄はある意味魂を癒すと、天国なんかないと断言する。輪廻転生するけど7回迄の記憶しかない、同じ事をするけど、輪廻転生を意思で断れる。しかし虐める人間は無くならない、巧妙で複数人で。本当に腹が立つ、この事は黙ってるろとビンタで終わりとか緩いよ、同じ苦しみ与えようよ。だって三途の川だよ
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現代っ子の男の子、そっちの難しい方で考えるか?と引っかかりつつも、奪衣婆と懸衣翁にぎゅっと掴まれましたね。耳から得た情報が先だと、勝手なイメージで思い込むことはよくやりがちなので共感しました。 死後の世界へのイメージも、刷り込みが無い子供だったらこんな風にも思っちゃえるんだなと。...
現代っ子の男の子、そっちの難しい方で考えるか?と引っかかりつつも、奪衣婆と懸衣翁にぎゅっと掴まれましたね。耳から得た情報が先だと、勝手なイメージで思い込むことはよくやりがちなので共感しました。 死後の世界へのイメージも、刷り込みが無い子供だったらこんな風にも思っちゃえるんだなと。 読み進めると少年がその考え方になる理由もちゃんと書いてあって、全部繋がって読後安心出来ました。
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生きることとは何か、命とは何なのかを考えさせられる。 大分時代錯誤な登場人物が出てきたな、と思ったが、この作家さん、結構時代小説も書いているらしく。漫才の様なボケをする時代組と、ツッコミ役の小学生、と言うバランスも面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学六年生の叶人は、病院のベッドに横たわる自分の姿を見下ろしていた。どうやら自分は、橋から落ちて死んだらしい… しかし、たどり着いた三途の川のほとりで、事故死か自殺か他殺か、死因がわからないために川を渡るための手続きが出来ないと言われてしまう。 記憶が戻るまで、川を渡る猪牙舟の渡し守を手伝わされることになった叶人だが、このふたり、あまりに罪深い生を繰り返したために輪廻の輪からはずれた、江戸時代の侍・十蔵と、やくざ者の虎之助だった。 未練のために現世にさまよい出てしまった魂を回収するミッションをふたりの相棒とこなすうちに、叶人は少しずつ記憶を取り戻し… 一日の通勤の往復で読了。 小学六年生の叶人の視点から語られるので、ユーモラスでテンポよく、あっけらかんとした感じで、十蔵や虎之助と美味しいラーメンを食べるシーンで終わり。 深掘りすると色々思うところがあるんだけれど、これは素直ににっこり笑って楽しもう。
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ラーメンが食べたくなった。 歳を重ねてからもう1回読めば視点が変わってこの本の深みが分かるのかもしれない。
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後味が気持ちのいい話しです。 ああ 天国や地獄は 本当はこんな所なのかもしれないなあ!とか思いました。 三途の川と現実の世界とを 行ったり来たりしながら 魂のこだわりを見つけて 開放する。 なるほどなあ!と納得! 若い人より還暦過ぎて読むと 納得できるなかもしれません。
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いじめ問題が主なテーマだと思うのですが、何故か三途の川というちょっと不思議な舞台設定。 2人の侍や三途の川の番人とのやり取りはユーモラスで、最後の解決も良い感じでしたが、このテーマと舞台の組み合わせの必然性がよく分かりませんでした。
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主な登場人物がみんな好きな感じ。ファンタジー色が濃いけど、ちゃんと地に足がついていて、きちんと読める。 何より、オチがステキだった。ラーメン食べたい。
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舞台は三途の川。 小学六年生の男の子が、自殺か他殺か、はたまた事故か、死因が分からず、三途の川で足留めに。 死者を黄泉の国へ送り出す三途の渡し守の手伝いをすることに。 江戸時代の侍十蔵とヤクザ者の虎之助と共に。 西條氏らしい一冊でした。少年の成長譚から、気付かされる内容は多い。...
舞台は三途の川。 小学六年生の男の子が、自殺か他殺か、はたまた事故か、死因が分からず、三途の川で足留めに。 死者を黄泉の国へ送り出す三途の渡し守の手伝いをすることに。 江戸時代の侍十蔵とヤクザ者の虎之助と共に。 西條氏らしい一冊でした。少年の成長譚から、気付かされる内容は多い。 死に絡む内容だけに重くなりそうテーマだが、軽やかさと爽やかさを合わせ持つ筆運びはさすが。 読了感は爽快です。
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