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BCG経営コンセプト 構造改革編 の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2021/04/18

教科書的な内容だけでなく、時代に即してBCGが進化させた戦略の考え方が含まれていて刺激となった。 本書はそのBCGの提案のエッセンスだけであるので、これを読んで、そのやり方を真似できるものではないが、視野を広げる内容が含まれている。 各章の内容は、戦略立案・実行だけでなく、一時...

教科書的な内容だけでなく、時代に即してBCGが進化させた戦略の考え方が含まれていて刺激となった。 本書はそのBCGの提案のエッセンスだけであるので、これを読んで、そのやり方を真似できるものではないが、視野を広げる内容が含まれている。 各章の内容は、戦略立案・実行だけでなく、一時的に会社の業績を上げる内容だけでなく、それを組織的にどう定着させていくのかの視点も含まれており、サステナブルな内容となっている。

Posted byブクログ

2020/03/22

最後の章がもっとも面白い。 これまで、総合ファームが、CIO相手にSAPなどの 大規模案件を売り込んだのと、同じ手をCEO相手にやる という、ビジネスのうまさ。 将来の成長戦略を描き、 そこに必要なキャッシュを、試算。 このときも、すでに、現状の実力値から、 リスクを差し引き...

最後の章がもっとも面白い。 これまで、総合ファームが、CIO相手にSAPなどの 大規模案件を売り込んだのと、同じ手をCEO相手にやる という、ビジネスのうまさ。 将来の成長戦略を描き、 そこに必要なキャッシュを、試算。 このときも、すでに、現状の実力値から、 リスクを差し引き、さらに、目標数値を120%達成する 試作を立案。 それも、 売上拡大、組織再編=コスト、コスト削減、 キャッシュコンバージョンまで、幅広くみる。 そして、その実行にあたっては、 PMOをおき、さらに、各チームにコンサルが入る。。。 個々のロールは、決して戦コンでなくてもできるであろう。 でも、トップをおさえなければ、決してハプンしない。 さらに、これが終わるとやってくる、成長戦略。 さらに、自走化という支援。。。 ボスコンは、ほんとに、恐ろしい。 最後に書かれた、競合へ塩を送ることにならない、 と言い切っている理由は、 やはり、トップをおさえている、という自信なのだろう。

Posted byブクログ

2019/05/14

いかに事業体を最適な形に変化させ、その後継続的に適応•変化させていくかを簡潔に述べている。 リーンとアジャイルという最近ビジネスの現場でよく聞く言葉も登場。

Posted byブクログ

2019/04/20

 大企業の組織の問題は根深い。もっと手掛かりとなる情報があればよかったが、期待したほどではなかった。 …環境変化の速度が速まり、ひとつの戦略が優位性を持続できる「賞味期限」が明らかに短くなってきたことである。ひと昔前であれば、数年間は優位性を保つことができた戦略が1、2年しか...

 大企業の組織の問題は根深い。もっと手掛かりとなる情報があればよかったが、期待したほどではなかった。 …環境変化の速度が速まり、ひとつの戦略が優位性を持続できる「賞味期限」が明らかに短くなってきたことである。ひと昔前であれば、数年間は優位性を保つことができた戦略が1、2年しかもたなくなっている。実際、アメリカの上場企業各社を異なる事業の集合体であるコングロマリットと見なし、各企業がPPMの「スター」や「金のなる木」などの各象限にどのくらい長くとどまっているかを調査したところ、1992年には平均4年だった滞留時間が2012年には多くの産業で2年以下という結果になった。これはひとつには、インターネット等の普及で情報が瞬時に手に入るようになり、競合他社も新しい動向にすぐに気づくようになったためだ。ある企業のイノベーションに競合他社が追随するまでの期間が驚くほど短縮しているだけでなく、顧客のニーズの変化も速まっているのだ。 ・バリュープライシング  主に新製品の価格設定に用いられる。顧客価値、最低価格、経済性の3点から最適価格を導き出す手法で、科学的かつ応用範囲が広い。 ・マルチチャネルプライシング  複数の流通チャネルを通じて消費者に商品を届ける企業が、各流通チャネルに対するチャネル投資を最適化し、結果的に自社の中長期の収益最大化を図るための手法。

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2017/03/13

本書はBCG日本支社50周年を記念したものであり、掲載されたテーマはBCGの視点の鋭さやユニークさが伺える。が、本書はBCGのイネーブルセンターの宣伝本ともいえる。読み進めるとついついBCGにコンサルを依頼してしまいたくなるが、いずれも本質的にはクライアントがのDNAや文化として...

本書はBCG日本支社50周年を記念したものであり、掲載されたテーマはBCGの視点の鋭さやユニークさが伺える。が、本書はBCGのイネーブルセンターの宣伝本ともいえる。読み進めるとついついBCGにコンサルを依頼してしまいたくなるが、いずれも本質的にはクライアントがのDNAや文化として熟成しないと持続的成長には及ばない。そうした観点でコンセプトの域を出ない本書の役割は限定的である。 構造改革のための外科手術や荒療治としてのコンサル活用は大賛成だが、構造改革を要する状態までに硬直化した組織が生まれてしまう原因が根雪化する限り、その企業に再勃興は難しいだろう。

Posted byブクログ

2017/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

BCG経営コンセプト構造改革編として構造改革に置けるプロセス論点について、BCGの視点からまとめた本。 フレームワーク、事例として大変参考になる一冊である。 <メモ> ・イネーブリングは組織能力、スキル、経営管理システムの3本柱から成り立つ ・価格設定 PSM(Price sensitivity measurement)分析で価格感受性を分析する。 参考:PSM分析とは http://www.macromill.com/landing/words/b012.html ・丁寧にセグメント分けし、全体での利益向上に資する価格を設定。組織能力の向上までも視野に入れて考える。 ・コスト削減策は取引見直し、プロセス見直し、技術見直しの三点から考える。 ・ポートフォリオ再構築プロセス 1業界構造の進化をウォッチ 2あるべき像と現状を埋めるための基本戦略を立案 3アクションプランを明確に 4アクションプランを支えるプロセスを構築 ・目的を明確にすること、ターゲットリストを作っておくこと ・買収相手のカルチャーをよく認識して、それをどう活かすかよく考えること ・失敗要因で大きいのは、戦略仮説が曖昧であること、シナジーが創出できていないこと、統合後の複雑性に対応できていないことなど。 ・トランスフォーメーションは計画、構造変革、再成長の三つのプロセス ・旅の資金調達メニューは四つ 売上拡大、組織フラット化、コスト削減、資本効率向上 ・改革のコミュニケーションは合理性、ソフト、ハード全てが必要 ・数値計画はコンティンジェンシープランとして120%で組み立てる。

Posted byブクログ

2016/12/20

WBS菅野先生。組織の戦略策定からイネーブルメントまで薄い1冊に盛りだくさん。特にコスト削減については、陥りやすい罠も多く非常に有用に感じた。

Posted byブクログ