本当はブラックな江戸時代 の商品レビュー

永井義男(著者)

2019/01/27

‪『本当はブラックな江戸時代』‬
‪テーマは面白いと思うけど著者の語り口が独善的でうざったいので、語り口が気にならないくらい素早く読み終えることで対応した。江戸に対する通説に物申すという内容だけど、著者の主張は基本的に自分の論拠しかないので、どこまで正しいのかは不明だなと思った。‬

2018/06/23

物事を客観的にみなければと思いつつ、つい主観的に見てしまいますｗ。また、物事は楽観的に見るか悲観的に見るかによって風景が全く違って見えますね(^-^)　私はもともと楽観的だったような気がしますが、年を重ねてそれに拍車がかかったようですｗ。畠山健二さんの「本所おけら長屋シリーズ」を読むと、すぐにでもおけら長屋に住みたくなります。石川英輔さんのタイムスリップ「大江戸シリーズ」を読むと東京、江戸を行ったり来たりしたくなります。杉浦日向子さんの本を読んでもそうですｗ。永井義男　著「本当はブラックな江戸時代」（２０１６．１１）を読みました。説得力がありますｗ。確かに美化といいますか、江戸時代のいいところ（現代がなくしたかのような）にスポットを浴びせるあまり、本来の衛生面、食生活、貧困さを省略する作品、多いですね。これから時代物などを読むとき、今より、より深く読めそうな気がしました！

2018/03/28

江戸礼賛をバッサリ斬った良書。例えば風呂とかも垢が浮いて汚いとか考えてみれば当然な事を分かりやすく解説してくれている。
面白かったので再読したい。

2017/07/24

帯文：”江戸はあなたが想うようなユートピアではない”　”江戸を疑え！本当に人情に溢れ安全で清潔だったのか？”　”あなたの知らない江戸の現実〈リアル〉がここに！”

目次：はじめに、第一章 江戸はブラック企業だらけ、第二章 安全ではなかった江戸の町、第三章 食の安全・安心などはなかった、第四章 きたなくて残酷だった江戸の町、第五章 高い識字率のまやかし

2017/03/27

江戸時代というと時代劇を通じてよく知っているような気がしている私たち現代人だが、本書を読むと時代劇の多くがフィクションに過ぎないのだなぁということを実感させられる。勉強となる良書。

2017/03/19

この本は江戸時代が「現代」と比べて住居関連、主従関連などどれだけ大変だったかを説明し、「江戸時代は素晴らしかった」と言う最近多い江戸賞賛の傾向をバッサリ切っています。

2017/02/12

江戸をＬＯＨＡＳ的なものと解したり、理想化したりする見方を離れ、実態に迫ろうとする。休日は年に2日しかなく、警察や法律はまともに機能せず、食は単調で質素なうえに衛生的でもなく、子供はばたばた死に、教育も行き届いていなかった。無論、これは現代人からすればということであって、当時の世界の大都市と比べ相対的にひどかったというわけではないとは何度も念押しされる。「江戸しぐさ」的なものの解毒薬としては、たいへんよく効くと思われる。