精神障がい者の家族への暴力というSOS の商品レビュー
意外と少ない精神障害者の家族への暴力を取り扱った書籍です。 何より当事者たちのインタビューを数多く取り上げているため、一般化した内容とリアルな現状をつなぎ合わせて理解しやすかったです。 また、本気で精神医療福祉の世界を変えていきたい筆者の思いが伝わってきた点も良かったです。
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表題の暴力という言葉にギクリとするが、けして暴力を肯定してはいない。精神障がい者の心情が発症からその後までリアルに記されている。当事者を理解する助けになった。
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弟が一応の診断名「統合失調症」の引きこもりで、以前実家に帰った時、両親が萎縮して腫れものに触るような扱いをしていたので、その様子を見て、これはもしかしたら暴言・暴力があるのかな、と思った。そうだとしたら、私は離れて暮らしていて良かった、とも。正直、自分が暴力を受けたとして、「病気...
弟が一応の診断名「統合失調症」の引きこもりで、以前実家に帰った時、両親が萎縮して腫れものに触るような扱いをしていたので、その様子を見て、これはもしかしたら暴言・暴力があるのかな、と思った。そうだとしたら、私は離れて暮らしていて良かった、とも。正直、自分が暴力を受けたとして、「病気がさせること」「この人も被害者」だとか、とてもじゃないけどそんな優しい解釈はできないだろうなと想像する。この本に出てくる当事者家族はなんだかんだ言って優しいということだろうか。
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