ヤクザと憲法 の商品レビュー
強面のカナリア‥‥。ヤクザが、そんなふうに見える瞬間があった。カナリアは、毒物をいち早く嗅ぎ分けて鳴いて知らせ、そして、命を落とす。特例を設けて、人権も憲法も蹂躙して構わないというやり口は、いつか、一般社会に及ぶのですよ、とカナリアは鳴いているのではないか。しかし、彼らは粗暴で強...
強面のカナリア‥‥。ヤクザが、そんなふうに見える瞬間があった。カナリアは、毒物をいち早く嗅ぎ分けて鳴いて知らせ、そして、命を落とす。特例を設けて、人権も憲法も蹂躙して構わないというやり口は、いつか、一般社会に及ぶのですよ、とカナリアは鳴いているのではないか。しかし、彼らは粗暴で強面だから、人々は見て見ぬふりをしてしまう。見たくないものでもあえて顕在化させ、社会に波風を立てる、それが私たちの仕事ではないかと思うのだ。(本書182頁、終章『ヤクザと憲法』の果実)
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知り合いにはいない存在 それだけに とても興味深く読ませてもらった 取材を進めていくときに 当然のことながら、さまざまな逡巡が生じてくる それでも取材をつづけた取材班の人たち その部分にジャーナリスト魂を強く感じました 素直に誠実に真摯にヤクザと向き合っている姿勢に 大きな共感を...
知り合いにはいない存在 それだけに とても興味深く読ませてもらった 取材を進めていくときに 当然のことながら、さまざまな逡巡が生じてくる それでも取材をつづけた取材班の人たち その部分にジャーナリスト魂を強く感じました 素直に誠実に真摯にヤクザと向き合っている姿勢に 大きな共感を覚えました。 最後に弁護士の安田好弘さんが、かつての社会浄化運動、民族浄化運動、風紀委員が跋扈する社会への危うさを指摘しておられることにも、共感を覚えました。
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ドキュメンタリー映画を観てから読了。あの時の場面、撮る側はこういう気持ちだったのか、ということがわかって面白い。具体的には、取材対象との距離感のはかりかた、ヤクザに寄り添いそうになってしまうことへの逡巡など。映画を観てから読むのが良いと思う。
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会社でも反社についての講習を受けたりするが、 そもそも『暴排条例』って線引きがあやふやな 玉虫色の条例らしい。
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仕事柄『ヤクザ』と出会うことはある。 実際に話をして感じることは、普通の人だということ。この感覚は東海テレビの方々と一致すると思う。 存在そのものを違法とする考え方には違和感を感じる。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #ヤクザと憲法 #東海テレビ取材班 #ドキュメンタリー ...
仕事柄『ヤクザ』と出会うことはある。 実際に話をして感じることは、普通の人だということ。この感覚は東海テレビの方々と一致すると思う。 存在そのものを違法とする考え方には違和感を感じる。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #ヤクザと憲法 #東海テレビ取材班 #ドキュメンタリー #2017年1冊目
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