ヒトラーの元帥マンシュタイン(上) の商品レビュー
下巻で引用しているグイド・クノップの「ヒトラーの戦士たち」にも言える事だが、遺族に取材しているからか、第11軍司令官時代にユダヤ人虐殺の命令を出した事などは「重要ではない」と避けているみたいだ。こればかりでないにしろ、第11軍傘下の第22歩兵師団の聯隊長だったディートリヒ・フォ...
下巻で引用しているグイド・クノップの「ヒトラーの戦士たち」にも言える事だが、遺族に取材しているからか、第11軍司令官時代にユダヤ人虐殺の命令を出した事などは「重要ではない」と避けているみたいだ。こればかりでないにしろ、第11軍傘下の第22歩兵師団の聯隊長だったディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍が言うところの「最悪の仕事」に対する責任はなかったのだろうか?著者はクノップと違って、この元帥の軍人としての才能と実績に魅了されているようなので無意識のうちに擁護しているように見えてしまう。もし彼が赤軍の捕虜になっていたら「ソ連市民に対する犯罪」で戦犯裁判にかけられて、セヴァストーポリで公開の絞首刑になっていた可能性は高い。
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ヒットラーを支えてしまった最優秀軍人 勝てない戦争に反対した上司ベック参謀総長の方が歴史を見通していた ここ暫く日本に戦争がないのは更に優秀な人物が阻止しているから?
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