なりたて中学生 上級編 の商品レビュー
中学校のことが楽しみにさせてくれたシリーズが遂に完結なのは寂しいけど本当に大好きで面白いシリーズ本でした!!
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「なりたて中学生」三部作の最終巻。 1学期が終わった。 なりたて中学生の成田鉄男は、中学校とはなんだろうということをとことん考えることにした。 体育祭。みんなで同じ動きをしている。なんか不気味や。 学校からのプリント。先生は誰に向けて、何を言いたくて書いているんやろか。 ど...
「なりたて中学生」三部作の最終巻。 1学期が終わった。 なりたて中学生の成田鉄男は、中学校とはなんだろうということをとことん考えることにした。 体育祭。みんなで同じ動きをしている。なんか不気味や。 学校からのプリント。先生は誰に向けて、何を言いたくて書いているんやろか。 どこの部活にも入っていないので、夏休みは部活見学をしてみよう。自分は馴染まんが不気味ではない。 2学期は文化祭。そもそも「文化」ってなんだろう?学校も「文化」なんだろうか? 鉄男の所属している広報委員会は、文化祭にブースを作ることにした。各ブースを訪れての突撃生放送!傍観者のつもりだった鉄男が、行ったブースで当事者にさせられることもある。 自分は馴染んでいるんだろうか。 不気味なもんには慣れないが、馴染まんもんにはいつか馴染むんやろか、そもそも馴染まんでもいいんじゃなかろうか。 思考を重ねる鉄男は、身長も伸び、同じクラスのアンリに好意を持ってみたり、両親との関係も思春期のものとなり、なんだかんだいっても学校というものは興味深いなって思っていくのだった。 === 中学ってなんだろう、どうしてこんなシステムなんだろう、という基本を考え、そこから社会の仕組みだとか、自分の存在だとかに繋がるお話なので、改めて言われてみると面白かったです。 馴染まないこと、不気味なこと。自分が慣れられること、慣れられないこと。いつどこに所属していてもそれは感じることだけど、それをとことん考え、言葉にできると、自分の居場所がわからないなりにも、言葉にしたことでスッキリはしそうですよね。 しかし3冊ずっと考え考え考えで、読んでいてちょっと疲れたという気もするような…。私が考えなさすぎるというか、目を逸らしているんでしょうね(^_^;)
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この話はてつおという中学一年生の話です。広報委員会のてつおは、文化祭で文化祭のライブ配信することにしました。元々学校だ好きでわない鉄男ですでも文化祭を通して好きになりました とてもおもしろかったです
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ああ、どない言うたらええのやろう。 アカン。オレ、言葉持ってへん。 悔しいほど持ってへん。 ー成田 学校が“なじまん”かったり、“不気味”だったり、テツオはテツオなりによく考えてた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ。中学生。夏休み。文化祭。中1の夏休みをどう過ごそうかと学校の手引きを読んでみたら、学校に行きたくなったテツオは部活見学部を個人的に立ち上げ、いろいろ見て回ることに。どこか引いてしまう自分をヘンなのか間違っているのかと悩むけど、テツオは素直にいろいろ言って、聞いて、自分なりの腑に落ちるところを見つけていく。やっぱりテツオはいいなぁ。テツオの周りの人たちもいいなぁ。
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