遠い岸辺 の商品レビュー

英田サキ(著者),ZAKK(その他)

2019/06/15

読みごたえがありました。
愛だ、恋だというような軽いお話ではないので
ふたりの結びつきも愛情の枠とは少し違うような、そんな気もします。
お互いがこの先、前に進むために必要な支えとでもいうか…。
リバあり（日夏が受けも攻めも）、3Pあり、愛人が2人いて･･･なんて
とんでもない話だけど
不自然さを感じないストーリーがさすがだなぁ、と。
題名も秀逸！

2019/01/12

骨太な内容で読み応えがあった。元々この分野の話が得意な作家さんだけど、かなり調べながら書かれたんじゃないかな。
やはりヤクザものは実直さと筋肉だけが取り柄の若い攻め×飄々として喰えない年上受けに限る。
リバ要素アリだけど回想でちょこっと出てくるだけなので苦手な人でも読めると思う。
最後あまりにラブラブになったのでびっくりした。
カミングアウトのシーンで急に薄っぺらくなってしまったのが残念。
六戸部は狛を大事にしてあげてほしい。

2017/06/11

いいタイトルですよね。それぞれが重い過去を背負っているけれど、上手く説明されているので理解しやすかったです。最初は誰とくっつくのかなと考えるのが楽しかったです。日夏はカリスマ的だけど、リバでもなんでもありなところも意外性があって面白かった。

2017/05/18

登場人物が　皆　面白くて、あっという間に読んでしまった。

純なんだか　手管に長けた年増女かわからないというのにぴったりな挿絵だと思う。

かわいそうな捨て猫をつい拾ってしまう癖があるのに　懐かれるのは面倒だと思ってる日夏。　そこに意味を見いだしたいかのような射場の遣り取りも面白く、、。　二度目を読むと　さらに味わい深い。

大型わんこも好き！　にゃんこもいて楽しめました。　
意外な展開もよかった。

2017/03/04

好みでした。
過去の重い二人の再生物語。

いやあ、受けが愛人を二人も背負ってるとか、なんておかしな設定････すきだ！

2017/02/27

やっと読み終わりました。

途中、全然読み進まないので積読にするか迷いました(笑)。

英田さんの作品で読み進まなかったのは初めてで驚いてます。

ただ、残り1/3ぐらいはサクサクと読み進んだので、読み終われてよかったです。

極道物で暗い感じのものは、いつからか読み進めにくいものに変わったのかも。
悪い方へ悪い方へと想像力が働いて、怖くなって先に進めない・・・気がします。

なんか、自分が傷つかないように予防しすぎて一歩も動けない、みたいな(爆)。

しょうがねぇなぁ～

自分のエネルギー不足を感じます。
もちっと元気になりたいなぁ、と思います。

2017/01/24

すごくよかった！30代×40代という組み合わせがすでに良い。受けの日夏さんのキャラがステキすぎる！ある意味お父さんみたいな感じなのかな。でも攻めと一緒のときは弱い部分を見せたり…
女子含む3Pや他のキャラともセックスしまくってるので万人向けではないけど、地雷がなければ是非オススメしたい。

2016/12/04

元マル暴刑事のヤクザ×裏社会の仕事師。
年齢的にはボーイズラブというよりメンズラブな、32歳×42歳(厄年)のアダルトCPです。でも、二人ともすごくクールで、カッコよくて、色気だだ漏れで(笑)オヤジ年代敬遠派にも、すんなり受け入れてもらえるんじゃないかって思えるほど、魅力充分なキャラでした。
これからのアダルトCPの理想形がここにあるって思いました…！

年相応に酸いも甘いも噛み分けてきた射場と日夏です。だから、背負うもの、引き摺っているものもいっぱいあって、その辺が若さあふれるキャラとの絶対的な違いだと思いました。
経験豊富な大人の男に見えても、実は心の中では足掻いていて馬鹿みたいに情けなかったり…
強くて怖い男が、思わず見せてしまう弱さにキュンときます！
非情な893の世界を描きながらも、どんよりシリアス一辺倒じゃなく、クスッと笑えたりする甘さがあちこちにあったのもよかったです。

ラブ的には射場が強面年下番犬としての登場だったのに、どんどん大型わんこになっていって、かなりニヤつきました。
憎むべきトラウマの相手との再会が、なぜか運命の恋になってしまうところに射場の人間性が出てるなと。
日夏というミステリアスな存在が、射場によって少しずつ暴かれていくことで、彼も優しさや弱さを持つ一人の男だと認識させられましたね…

日夏は年相応に問題色々ありで、SM嬢との絡みとか脇キャラとの攻受とかてんこ盛りなんですが、40代で闇社会に生きていれば胡散臭さも当然なのかもと思えてしまい、嫌悪感がなくて役得な人でしたww
リサも狛も、どのキャラもみんなサバサバしていて好感度高めだったのも、容認できた重要な一因です。
むしろ、一番執着心すごかったのは、射場(笑)

ストーリーとしては、893の抗争により日夏の身を危険から守るために射場がボディーガードとして雇われたことから、意外な真相に至るまでの展開がスリリングで、とても面白かったです。…人の闇は深いです。
エスの話も少し絡んでいて、マニアックな喜びに浸れましたw
かわいかった狛のスピンオフもぜひ！