襲撃 の商品レビュー
キューバのディストピア小説。 徹底的に人と人との交流が禁止されていて、というか、人が獣以下として扱われていて、1984年とかが生ぬるく思える。 ラストはこの小説に相応しいものだったかというと個人的に微妙だが、読後感は悪くない。脳内ぐっちゃぐちゃにかき混ぜられたあとに急に現実に放り...
キューバのディストピア小説。 徹底的に人と人との交流が禁止されていて、というか、人が獣以下として扱われていて、1984年とかが生ぬるく思える。 ラストはこの小説に相応しいものだったかというと個人的に微妙だが、読後感は悪くない。脳内ぐっちゃぐちゃにかき混ぜられたあとに急に現実に放り出される感じ。目眩がするくらいだった。「けだもの」としての人間に対する憎悪にまみれた、ディストピア小説の極北。凄まじい。
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