ヒーローの選択 の商品レビュー
ラッパーの予言?からのドタバタ劇以上のものが隠されているのかと最後まで読み進みましたが、自分には見つかりませんでした。文中に「世界はとてつもなく広大で、自分が小さな歯車のひとつに過ぎないことに気づくだろう。この世界にヒーローなんていないことも、スーパーバワーが自分に備わっていな...
ラッパーの予言?からのドタバタ劇以上のものが隠されているのかと最後まで読み進みましたが、自分には見つかりませんでした。文中に「世界はとてつもなく広大で、自分が小さな歯車のひとつに過ぎないことに気づくだろう。この世界にヒーローなんていないことも、スーパーバワーが自分に備わっていないこともにも。歯車はどちらに回るのか悩みぬいて選択するしかない。そういう小さな選択が世界を回す最初の一歩になるかもしれない。」とありますが、これが作者の言いたいことなのでしょうか?これが著者の言いたいことであれば、同書の筋書きは、飛び過ぎではないでしょうか?この飛び過ぎ感が好きな方も居るのでしょうが、自分には、合いませんでした。
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水のセールスマン清水くんが、幼馴染の小山田と再会して「世界を守り隊」に入って、ラッパーケンジの予言「八百四十一年後に終わる」世界を救うお話。 とっても身近な人々だけでストーリーが進んでいくのが、面白かったり、ちょっと引いてみたり。最初モヤモヤとつかみどころない状況から始まって、後半一気に畳みかける感じ。やっぱりちょっと伊坂作品に似てるかもな。 たぶん、これ、主題は、亜衣の質問「水牢」の答えは?を求め続けるお話なのだと思うけど。状況によるよなーっていうことで応えなんか出ないな、と。昔からある問題でもあるし。 清水くん達の未来が、結構明るいもので終わっていて良かった。
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「世界が終わる」スケールの大きさと、身近なところでピースが繋がっていくアンバランスさが面白い。 神は小さきところに宿る、という事か。
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ミネラルウォーターの営業先で幼馴染みに出会い世界を救う仲間にさせられる主人公。様々な出会いも偶然じゃなくて必然というか予言通りというか。予言が当たるところは面白いけれど、爽快感はなかった。
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ちょっと風変わりな小説でした。未来は決まってるのか決まってないのか、自分はそれに関わっているのか、何を選択するのか。まとめ方は良かったです。
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予言者ケンジは、ラップのリズムにのせて予言する。宅配水の営業マン清水は、841年後の世界の終わりを防ぐため、「世界を守り隊」の一員となるが・・・ 世界はすべて繋がっていて、因果応報という言葉が頭に浮かぶ。
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ほんと面白い。そして今作は、行成さんとセットだと思っていた過去2作のような寂寥感はなかった。相変わらず読後感は最高。ほんと面白い。胸がすくような傑作。 誰もがヒーロー。誰もがヒロイン。その選択は世界を変える力を持っているのだ! ハチクマにヒカりんって、ももクロとあかりん?「アレも...
ほんと面白い。そして今作は、行成さんとセットだと思っていた過去2作のような寂寥感はなかった。相変わらず読後感は最高。ほんと面白い。胸がすくような傑作。 誰もがヒーロー。誰もがヒロイン。その選択は世界を変える力を持っているのだ! ハチクマにヒカりんって、ももクロとあかりん?「アレもダメ。コレもダメ。全部ダメ。」ってあーりんのあの歌?という楽しみ方もあったりして。そもそもこの物語自体が「泣くのは自分次第、笑うのも自分次第、さあどうすんのか決めな」「人生、それは死ぬまでのY字路」「いつか来る悲しみなら、ちゃんと来るかわからない。そんなもののせいで今からグズグズしちゃダメだ。」という「DNA狂詩曲」を彷彿とさせる。と思うのは僕だけでしょうか? いろんな伏線、いろんなつながりの妙はどうしても伊坂さんチックな印象から抜け出せないけれど、正直、完成度は伊坂さんをすでに超えていると思います。そして何より、読後の良心的な心地良さは格別です。絶対にみんなにも読んでもらいたい。 (亜衣の考え方だけがちょっと引っ掛かっているのは玉さんに瑕ってことで。) それにしても、各章のネーミングはなんだろうこれ?なにかのモチーフがあるはずだと思うんですが、誰かに説明してもらいたいです。
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あー面白い。若干詰め込みすぎ感あったけどそれでも散らばってたいろんなエピソードが終盤にかけて一本の線になる様は見事、何度もページ巡って戻ってを繰り返しちゃった。 以下ネタバレあり あのとき、マンホールから中に入り込んだ男としかつるまない篠田さんだけでてきていない気がするので...
あー面白い。若干詰め込みすぎ感あったけどそれでも散らばってたいろんなエピソードが終盤にかけて一本の線になる様は見事、何度もページ巡って戻ってを繰り返しちゃった。 以下ネタバレあり あのとき、マンホールから中に入り込んだ男としかつるまない篠田さんだけでてきていない気がするのですがいた?? いない…よね? 伏線が多すぎてちょっと回収でき損ねてる感があってマイナス1。でも面白かった。 正解を選ぼうとするから間違える、という言葉がとても重く響いた。正解を選ぼうとしちゃってるわー、間違いまくってるわー、波多さん、、!! あと清水の元カノ亜衣ちゃんのコンパでのはじめの水牢の話、ブラックすぎてたまらないね、それもこれも全て一本に繋がってて、まさにヒーローの選択でうっとりした。面白かった!!
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