大正処女御伽話(3) の商品レビュー
アニメではクライマックスに据えられていた、関東大震災のエピソードである。 「すごいよな。人はどんなに絶望に叩きつけられても、誰かが支えてくれたら、また立ち上がることが出来るんだね」 ペシミストだった珠彦が愛を知り、進むべき道を見つけ志を新たにする姿に、思わずガッツポーズ。
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前巻の終わりから、マジかー地震ネタかーと気持ちがズーンとなって読み始め、珠彦がユヅへの気持ちを自覚したり、迎えに行こうと立ち上がったり、村人に自宅を貸したり、確実に強くなってるなぁと思いつつも不安な気持ちで読み進めた。珠彦が不安になったところや、ついにユヅを見つけた場面は読んでるこちらまで気持ちがつられて、一喜一憂が激しかった。ユヅ目線での振り返り良かったな。もうこんな困難を乗り越えたんだから幸せになってと願うばかりなのに、ここにして珠彦の父親登場。血も涙もなさそうな親。珠代お姉さんも。でも少しずつ強くなってきている珠彦には味方になってくれる人が増えているんじゃないかと思うけど。家に帰るの珠子も一緒についてきたってことでいいのかな?可愛いな。
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【あらすじ】 時は大正――。事故で右手の自由を失い、田舎で養生中の珠彦のもとに嫁として夕月がやってきた。二人は共に生活する中で少しずつ距離を縮め、いつしか彼女を幸せにしたいと思い始めた珠彦。夕月が友人に会うため一人東京に向かった翌日、関東大震災が発生。行方知れずとなってしまった彼女を探すため東京へと旅立つ珠彦だが…。大正ノスタルジックホンワカストーリー第三巻! 【感想】
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関東大震災。やはり地震の話は辛い。地震そのもの以上にその後の火災が怖い。ユヅは怪我はしてたけど命に別状はなく珠彦と再会。ここから先は二人の可愛らしい恋の行方が読めるかと思ったのに珠彦父が要らぬことを考えてるようで。。。
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物語としても面白いが、背景の大正時代について解説されているのもとても良い。解説部分は手書き文字なので堅苦しくない。
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ああ、ほんとに良かった…良かったぁ…それしかなかったです。よかった。 現実には、亡くなってる場合の方がとても多かったのは分かってるけど、それでも、とにかくよかったのです。今はそれでいいよ。 目の前で、生きながら燃えて死んでいく家族を見るって、どんな気持ちなのでしょう。 川に逃げ...
ああ、ほんとに良かった…良かったぁ…それしかなかったです。よかった。 現実には、亡くなってる場合の方がとても多かったのは分かってるけど、それでも、とにかくよかったのです。今はそれでいいよ。 目の前で、生きながら燃えて死んでいく家族を見るって、どんな気持ちなのでしょう。 川に逃げ込んでも、当時は、泳ぎなんか教わってなくて、しかも着物着てて、泳げるわけなくて、廓の女性が、沢山水死体になってしまったって。そのまままとめて荼毘にふすしかなかったって、どんな地獄なのか。 関東大震災が、いかに悲惨なものだったか。当時は耐震構造なんて言葉は、存在しなかったんですものね…。 3.11の時の津波だって、目の前で流される人を見た人だっているんですよね。家族を流された人もいるかもしれない。 考えただけで、足の震えが止まらなくなる。 まともな精神でいられないです。 忘れてはいけないことですよね。どれだけの幸運で生きているのかということを。 ユヅ目線での、今までの二人の時間を振り返るのも、とてもよかった。初恋は、ほんとに二人にぴったりの詩で、これからは目にした時、珠彦とユヅが必ず浮かぶようになりそう。 だからこそ、幸せに生きてほしいけど、あのくそ親父がいる限り無理そうな予感しかしない。 ラスボスやばすぎでしょ。素直におじさんとこ逃げちゃえばよかったのにー。珠子もちょーショック受けてたじゃん。そして、なに、珠子付いてっちゃったの???ははは、離れがたかったのね、かわいいーねー(❁´◡`❁)*✲゚* 次の感も楽しみだけど、月刊誌だから、かなり新刊は先になりそうだなぁ…待てないよー!!
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