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「茶の湯」の密室 の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2017/02/01

紅梅亭シリーズ第5弾。 5年ぶりの新作だが、新たに登場人物が加わり、またシリーズ化が再会されるかも。 神楽坂倶楽部シリーズの登場人物も出てきたりする。 本シリーズでは落語界の符牒などもサラリと描かれているのだが、神楽坂シリーズは説明チックすぎて苦手。 やはりこちらのシリーズの方...

紅梅亭シリーズ第5弾。 5年ぶりの新作だが、新たに登場人物が加わり、またシリーズ化が再会されるかも。 神楽坂倶楽部シリーズの登場人物も出てきたりする。 本シリーズでは落語界の符牒などもサラリと描かれているのだが、神楽坂シリーズは説明チックすぎて苦手。 やはりこちらのシリーズの方が好み。

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2017/01/26

初出の記載なく書き下ろしか。 神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第5作らしい(読んでないので)。中編2話だが、時系列で連続している。 表題作は、真打ちに昇進したばかりの落語家山桜亭馬伝の妻亮子が同僚の女教師からマンションの部屋に設えた茶室に招待され、密室であるはずのトイレで死んだはずの...

初出の記載なく書き下ろしか。 神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第5作らしい(読んでないので)。中編2話だが、時系列で連続している。 表題作は、真打ちに昇進したばかりの落語家山桜亭馬伝の妻亮子が同僚の女教師からマンションの部屋に設えた茶室に招待され、密室であるはずのトイレで死んだはずの子猫を見かける。この謎解きに重ねて、落語「茶の湯」の隠居が知ったかぶりで点てたとんでもない茶でまわりのみんなが迷惑する話のおかしな点を女子高校生から指摘されて、馬伝が悩む。 「横浜の雪」は、若手の古典落語の3人が、三題噺の創作落語を作って競演することになるのだが、馬伝の弟弟子が猫殺しの罪で有罪判決を受けて破門された事件の真相も解明していく。

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2017/01/19

久々の紅梅亭シリーズ。 やっぱり馬春師匠は素敵だ~。 猫の絡む2つの事件を見事に解き明かしてくれた。 「浜の雪」、本当の高座にかかったら素敵だなあ。落語でああいうスタイルって初めてだもの。ぜひ、観て、聴いてみたい。 美雨ちゃんの件も、見事にまとめてくれたし。思わず拍手喝采したくな...

久々の紅梅亭シリーズ。 やっぱり馬春師匠は素敵だ~。 猫の絡む2つの事件を見事に解き明かしてくれた。 「浜の雪」、本当の高座にかかったら素敵だなあ。落語でああいうスタイルって初めてだもの。ぜひ、観て、聴いてみたい。 美雨ちゃんの件も、見事にまとめてくれたし。思わず拍手喝采したくなる。 これは、もう、次もあると信じていいよね。 早く読みたい。

Posted byブクログ