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かぜ の商品レビュー

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2024/03/22

「#国際アンデルセン賞」の絵本作家、「#つきのぼうや」の作者・オルセンの名作です。 毎日春の嵐でなんとかならないのこの風〜とボヤいている私、ついつい開きたくなるこちらの絵本! . マチルデとマーチンが風の中を歩きながら、「かぜ」の不思議さに2人が首をひねるお話しです。 いろん...

「#国際アンデルセン賞」の絵本作家、「#つきのぼうや」の作者・オルセンの名作です。 毎日春の嵐でなんとかならないのこの風〜とボヤいている私、ついつい開きたくなるこちらの絵本! . マチルデとマーチンが風の中を歩きながら、「かぜ」の不思議さに2人が首をひねるお話しです。 いろんな人とスレ違いながら、風に感じること、風がもたらすことの多さを体感していきます。 自然現象の中で膨らんでいくイメージをこれだけ語れるのも凄い! 絵も楽しく、最後に ボサボサになった2人の髪の毛に大笑いです。 . 「風がどこからふいてくるか、みにいこう」 と、マチルダが言えば、 「ぼくは 風のいきさきが しりたいな」 と、マーチンが応える。 冷静なマチルダと、詩的なマーチンのやり取りはとても面白く、2人の好奇心がとても微笑ましいです。一緒にワクワクドキドキしてしまいますよ。 風を追いかけて見えてくるその世界を知ると、なんだか強い風も好きになってしまいそう〜! . 追い風が好きな人と、向かい風が好きな人、皆それぞれの事情や思いがある……なるほどね! . 同じシリーズで「#あめ」も素敵なお話しです。 . 是非手にしてみて下さい、科学絵本のような、でもほっこりとしてしまう素敵なストーリーです。 . #かぜ #イブスパングオルセン さく #ひだにれいこ やく #亜紀書房

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2022/10/05

姉のマチルデと弟のマーチンが、風のなかを2人で会話しながら進んで行く。 むかい風のなか、足をふんばって道ゆく人に風は好きか?と聞きながら。 たくさんの声を聞く。 それは、さまざまで。 いたずらな風。いじわるな風。やっかいな風。 でも、すずしい風。うれしい風。たのしい風。なんて...

姉のマチルデと弟のマーチンが、風のなかを2人で会話しながら進んで行く。 むかい風のなか、足をふんばって道ゆく人に風は好きか?と聞きながら。 たくさんの声を聞く。 それは、さまざまで。 いたずらな風。いじわるな風。やっかいな風。 でも、すずしい風。うれしい風。たのしい風。なんて声もある。 姉弟の会話もちょっとした物語のようで、風がなければつまらない気になってくるから不思議だ。 いっしょにこの冒険を楽しんで、とても清々しい気分になった。

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2023/06/26

国際アンデルセン賞画家賞を受賞した、デンマークの国民的画家、『イブ・スパング・オルセン』の、1963年の作品。 かぜというより、台風を思わせる暴風にも思えるが、どんな状況でも考え方次第で、楽しくなることを教えてくれる、『マチルダ』と『マーチン』姉弟の微笑ましい好奇心が、印象的。...

国際アンデルセン賞画家賞を受賞した、デンマークの国民的画家、『イブ・スパング・オルセン』の、1963年の作品。 かぜというより、台風を思わせる暴風にも思えるが、どんな状況でも考え方次第で、楽しくなることを教えてくれる、『マチルダ』と『マーチン』姉弟の微笑ましい好奇心が、印象的。 「風がどこからふいてくるか、みにいこう」 と、マチルダが言えば、 「ぼくは 風のいきさきが しりたいな」 と、マーチンが応える。 そのやり取りから始まった、彼らの探究は、向かい風なのに、どこか楽しそう。 また、 追い風が好きな人と、そうでない人 向かい風が好きな人と、そうでない人 皆、それぞれの事情や思いがあることも知りながら、理知的なマチルダと、詩的なマーチンのやり取りは、爽やかな風のように、心地好く、想像力を刺激させられる。 また、オルセンの絵は、上手いというより、味があると感じたが、時折、とても好きな表情だったり、東西南北、それぞれの風の描き分け方に個性を感じたりと、読んでいる内に親しみが湧いてきて、物語の終わり方も、お洒落で好きです。

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