交渉の達人 の商品レビュー
交渉とは、 勝つか?負けるか?と思っていましたが、 そうでないことに気付かされました。 他者と話すに当たり、 良い視点を手に入れることができました。 全体を通じて例文の記載もあり、 理解し易い構成になっていました。 例文として記載されていた キューバ危機の話しは、 とても印...
交渉とは、 勝つか?負けるか?と思っていましたが、 そうでないことに気付かされました。 他者と話すに当たり、 良い視点を手に入れることができました。 全体を通じて例文の記載もあり、 理解し易い構成になっていました。 例文として記載されていた キューバ危機の話しは、 とても印象的でした。
Posted by
全般を通じてストーリーテリング形式で進みます。 3部構成で、第一部は「交渉のツールキット」として、交渉で価値を創造するための基本的な概念であるBATNA(Best Alternative to a negotiated agreement 現在の交渉が袋小路に陥った場合の最善の代...
全般を通じてストーリーテリング形式で進みます。 3部構成で、第一部は「交渉のツールキット」として、交渉で価値を創造するための基本的な概念であるBATNA(Best Alternative to a negotiated agreement 現在の交渉が袋小路に陥った場合の最善の代替策)とZOPA(zone of possible agreement 合意可能領域)、アンカー、論点を増やす事で価値を創造する、などが示される。 第二部では、「交渉の心理学」、第三部では、「実社会での交渉」と続く。この本は、内容もさることながら装丁と言うか1ページの文字数が非常に多い。 本の中では、ケースごとと言うか、「戦略」と太字で書かれているテクニックが沢山ある。これらを常に頭に入れて、使いこなすのは相当気をつけていないと難しそうだが、本当に大事な交渉の前に流し読みをするのは悪くないかも。箇条書きにせずにストーリーテリング形式にしているのも何度も読んで頭に自分のフレームワークを作らないと達人には慣れないからなのかなと。 個人的には、当たり前だが、事前の準備をどれくらい綿密にしておけるか、特に、自分の手札(オプション)を幾つ用意しておけるかが肝かなとも思ったし、交渉の時に、納得してしまうのでは無く、もう一歩相手の心に踏み込む努力が必要だなとも。
Posted by
価値を多方面から見極める 相手の問題は自分の問題になる、という意識を持つ まとまらなかったときの現実
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(英語の本が)授業で教科書に指定されていたので、日本語で読んでみました。 著者はハーバードのMBAの先生。 仕事でバリバリ交渉していた時のことを思い出しながら、読みました。 結構、「交渉」については、一通りマスターしたという実感があったのですが、 その何となくの「感覚」をこの本はきちんと「言語化」してくれていました。 その言語化が一番有り難かったです。 逆に言うと、交渉が苦手な人やあまり経験のない人が、ざっと交渉の全体感を俯瞰するにはとても良い本だと思います。 分量もそこそこあるので、決してサラサラ読めるような本ではないですが、チャレンジしがいのある本だと思います。
Posted by
- 1