幻庵(下) の商品レビュー
名人をめぐる手に汗握る攻防戦が下巻の見物だったのかな。対局の細部までは碁の打ち方がわからないので伝わらなかったけれど 物語としてはかなり波乱に満ちたストーリーとして読み込めた。強いだけでは頂点まで登り詰めることはできなくて 病魔で志半ばで倒れるのは最も悲しいことなのかも。丈和さん...
名人をめぐる手に汗握る攻防戦が下巻の見物だったのかな。対局の細部までは碁の打ち方がわからないので伝わらなかったけれど 物語としてはかなり波乱に満ちたストーリーとして読み込めた。強いだけでは頂点まで登り詰めることはできなくて 病魔で志半ばで倒れるのは最も悲しいことなのかも。丈和さんが一番してやったりの人生だったのかな。
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囲碁を知らない人は読むのが大変だったと思う。 百田氏の調査力に感銘するとともに、囲碁の歴史がわかったことはよかった。 ただ、物語としては物足りなかった。 百田氏の作品なので期待が大きかったかもしれない。
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名人を目指した、江戸の天才棋士井上幻庵の物語。本因坊丈和との名人を巡る激しい争いは盤外にも及び、謀略を駆使し大勢の人を巻き込んでいく様子は、全く次の展開が読めなかった。上巻は棋譜の話が殆どで少し飽きたが、今巻話物語性があって楽しめた。大願は何一つ成就しなかったように見えるが、それ...
名人を目指した、江戸の天才棋士井上幻庵の物語。本因坊丈和との名人を巡る激しい争いは盤外にも及び、謀略を駆使し大勢の人を巻き込んでいく様子は、全く次の展開が読めなかった。上巻は棋譜の話が殆どで少し飽きたが、今巻話物語性があって楽しめた。大願は何一つ成就しなかったように見えるが、それでも幻庵は碁に打ち込めた人生が幸せだったのだろう
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平成29年7月 下に来て、幻庵とそのライバルとの名人をめぐる戦いが熱い。 しかし、いまだに囲碁の戦いは意味が分からない(-_-; この時代の囲碁の世界の歴史です。 そのなかで、 芸は日頃から磨いておくもの。戦いの前に慌てて勉強して何になる。 遊郭で遊ぶは執着心をすてるため。...
平成29年7月 下に来て、幻庵とそのライバルとの名人をめぐる戦いが熱い。 しかし、いまだに囲碁の戦いは意味が分からない(-_-; この時代の囲碁の世界の歴史です。 そのなかで、 芸は日頃から磨いておくもの。戦いの前に慌てて勉強して何になる。 遊郭で遊ぶは執着心をすてるため。 とある。これは、幻庵のライバルである棋士の一人の言葉である。 結局、幻庵は、その時代の第一の実力者であったものの、時代が悪く、名人になれず、弟子も大成せず、妻にも逃げられ・・・何一つ手に入れることが出来なかった。しかし、碁の最前の一手を生涯をかけて探し求めている人生に悔いはなし。。 ま、百田さんは、囲碁が好きなんだろうなってことが分かる小説ですが…。
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下巻。囲碁を知ってれば、楽しめたのだろうが、残念ながら全くわからない。なんとなく凄いのだろうとは思う。
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▶︎登場人物が多すぎて、主人公が誰かわからなくなる。囲碁を文章化するのは百田尚樹をもってしても困難である。総じて同じ表現が繰り返される。
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対戦とそれにまつわる人間模様に夢中になってました。最後にAlphaGoの話題に戻りますがつい最近AlphaGo自体が引退というニュースに寂しいやらホッとするやら複雑な気持ちになりました。
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後半は結構駆け引きが面白くはなったが、それにしても棋譜の話が多い。期待していたほどの面白さはなかった・・・
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201705 江戸時代の囲碁の世界を描く。各家元のもとに才能ある打ち手が弟子入りし、命をかけても戦う姿を描く。もう少し囲碁の知識があるとより楽しめたかもしれない。
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小説というより、囲碁史書みたいな感じやと思った。 途中、対局の場面が多すぎて挫折しかけたw 一番好きやったところは、上巻の桜井知達とのやりとり。青春って感じ。 下巻の名人になる為の作戦は、ちょっとドロドロしてて上巻のように潔くなくて嫌になりかけた… 最終的には良かったけど。 エピローグで物語の余韻が消えちゃって、ちょっと興醒めしたかな…
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