未来を築くデザインの思想 の商品レビュー
原題が digital design theory ということを知ってから読めば良かった。 扱っているのは、思想と言うより、原題のtheory=理論の方が適切だ。 その上で、原題からはずれるが、デザイン論というよりメディア論として読むべきだと感じた。 タイポデザインとマック...
原題が digital design theory ということを知ってから読めば良かった。 扱っているのは、思想と言うより、原題のtheory=理論の方が適切だ。 その上で、原題からはずれるが、デザイン論というよりメディア論として読むべきだと感じた。 タイポデザインとマックの話題が多いのもどうかと。ならば、その方向でまとめてなにかを浮かび上がらせて欲しかった。 述べられていることも、まさにインタラクションやプログラミングが要素なので、テキストと図では、伝えたいことがほとんど伝わらない残念さがある。 アマゾンでは、献本された人たち(VINE先取りメンバー)のレビューが羅列されており、本書の位置づけを誤解させている。 シャロン・ポーゲンポール 「創造性とテクノロジー」 が今後のデザインと言うことでは唯一示唆に富んでいた。 processing言語の存在を知れたことは収穫。
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原著はこれ。 Helen Armstrong, "DIGITAL DESIGN THEORY", Princeton Architectural Press, New York, 2015 http://booklog.jp/edit/1/1616893087
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