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超予測力 の商品レビュー

4.2

17件のお客様レビュー

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2017/03/27

面白かった。 予測力が飛び抜けて優秀な人は、いわゆる超能力があるわけではなく、やるべき手順を知っていて、それを遂行できる能力がある。 数学が抜群にできなくてもよいが、ある程度の力は必要。この辺はなんとかなる。 ある程度なら自分もできそうではあるが、実際にやれるかは意志の強さが求...

面白かった。 予測力が飛び抜けて優秀な人は、いわゆる超能力があるわけではなく、やるべき手順を知っていて、それを遂行できる能力がある。 数学が抜群にできなくてもよいが、ある程度の力は必要。この辺はなんとかなる。 ある程度なら自分もできそうではあるが、実際にやれるかは意志の強さが求められる。なかなか難しい。 本書に出てきた、期限を切らず数値で基準も示さず批判する輩には腹がたつ。責任も取らず言いたいことだけ言う人々。そうはなりたくないものだ。

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2017/03/19

あらゆるテーマに関して予測が高確率で当たる人とそうでない人の違いを研究した本。 著者はブラック・スワンのNNタレブとは予測可能性に関して意見を異にすると言っているが、書いてある主な内容としてはブラック・スワンで語られている不確実性を極力排除した上で意思決定を行う方法をより体系的に...

あらゆるテーマに関して予測が高確率で当たる人とそうでない人の違いを研究した本。 著者はブラック・スワンのNNタレブとは予測可能性に関して意見を異にすると言っているが、書いてある主な内容としてはブラック・スワンで語られている不確実性を極力排除した上で意思決定を行う方法をより体系的にわかりやすく解説した感じになっている。 ネイトシルバーも出てくるし割と個人的に好きな人たちの名前が多く挙がっている本。 要は、予測の精度を上げるためには、バイアスを自覚しできるだけ多くの変数を考慮する必要があるという話。

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2017/02/27

超予測力を持つ人を、見つけ出し、要因を探る大規模実験。実験内容は秀逸。結局もって生まれたものが大きいという悲しい現実が。。しかしいくつか為になるチップスもあり、予測力を磨く必要がある人間としては読んで良かった。 ・超予測者は数学に強い。 ・超予測者はこまめに予測を更新する。 ・超...

超予測力を持つ人を、見つけ出し、要因を探る大規模実験。実験内容は秀逸。結局もって生まれたものが大きいという悲しい現実が。。しかしいくつか為になるチップスもあり、予測力を磨く必要がある人間としては読んで良かった。 ・超予測者は数学に強い。 ・超予測者はこまめに予測を更新する。 ・超予測者はニュース、本で知識を貪欲に吸収。 ・チームで協働することで各個人の成績も良くなる。

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2017/02/13

P33 予測力というのは本当に存在する。 〜中略〜 測定可能な本物の能力を持っている。 〜中略〜 重要なのは彼らがどんな人物かではなく、どうやっているかだ。 予測力は生まれつき備わった神秘的な才能などではない。特定のモノの考え方、情報の集め方、自らの考えを更新していく方法の産物で...

P33 予測力というのは本当に存在する。 〜中略〜 測定可能な本物の能力を持っている。 〜中略〜 重要なのは彼らがどんな人物かではなく、どうやっているかだ。 予測力は生まれつき備わった神秘的な才能などではない。特定のモノの考え方、情報の集め方、自らの考えを更新していく方法の産物である。知的で思慮深く意志の強い人なら、誰でもこの思考法を身に着け、伸ばしていくことができる。 超予測者を率いた研究チームの方がこう書いているのだが、にわかには信じ難い。 P241 研究では1つの分野における予測能力は、他の分野では全くと言っていいほど役に立たない。 特定分野であれば予測能力は身につくと。 P344 われわれに必要なのは、予測の評価に本気で取り組むことである。 本書はこの事を繰り返し書いているが、それを個人が果たしてできるものなのか。

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2017/02/08

先を予測することに長けた超予測者から、予測を行う心得がわかる。○か×の二項対立ではなく、確率で表そうとする点が「シグナル&ノイズ」に通ずる点を感じた。そして、世界で起きる様々な事象をもとにその予測をアップデートしていくという点が面白い。フェルミ推定も取り上げられており、テクニカル...

先を予測することに長けた超予測者から、予測を行う心得がわかる。○か×の二項対立ではなく、確率で表そうとする点が「シグナル&ノイズ」に通ずる点を感じた。そして、世界で起きる様々な事象をもとにその予測をアップデートしていくという点が面白い。フェルミ推定も取り上げられており、テクニカルな部分でも興味深い。

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2017/02/06

ポイントは 質問分解 類事例の発生確率を基準に 対立する見解を考え統合 新しいエビデンスに従いアップデート 結果を検証 例にもよく登場するように株価予測に役立つと思う。

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2017/01/15

新聞、雑誌、テレビなどで様々な予測を目にすることは多く、中には、株式投資のように、その予測に影響を受けた行動をとる人もいることだろう。しかし、そのような予測は、プロ野球の順位予想など一部を除けば、その当否が検証されることはあまりない。 本書は、予測を検証する方法論、優れた予測を行...

新聞、雑誌、テレビなどで様々な予測を目にすることは多く、中には、株式投資のように、その予測に影響を受けた行動をとる人もいることだろう。しかし、そのような予測は、プロ野球の順位予想など一部を除けば、その当否が検証されることはあまりない。 本書は、予測を検証する方法論、優れた予測を行う人の存在、そうした超予測者が行う予測の方法などについての著者の研究成果が紹介されている。こうして見ると、かなりマニアックな内容のようにも見えるが、実際には、エビデンスベースの医療が導入されるまでの歴史とか、予測の失敗例と成功例として取り上げられたケネディ時代のキューバ問題とか、このような予測問題に対して批判的なブラックスワンの著者の意見など、幅広い事象が取り上げられていて、非常に刺激的であった。 本書を読んだからといって、自分が超予測者になれるとは思えないが、ここで紹介された色々な物の見方はいかにも有用そうで、今後、なるべく生かしていきたいと思わせるものがあった。 一つ気になったのは、様々な面でタブーを物ともしないような鋭い切り口の著者であるが、第二次大戦を戦ったドイツ国防軍のシステムや思考方法を賞賛した後で、これについて弁明めいた追記をしているところ。アメリカでは、今も、ヒトラー政権下のドイツ軍に関することを賞賛するのは、よほど政治的に正しくないことなのだろうか。

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