刀に生きる の商品レビュー
良いものをたくさん見ると、悪いものも分かるようになってくる。 物の善し悪しを分かるようになるには、良い物をたくさん見ること。 https://coggle.it/diagram/WmrXz_i84QAB3ahv/t/%E5%88%80%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%...
良いものをたくさん見ると、悪いものも分かるようになってくる。 物の善し悪しを分かるようになるには、良い物をたくさん見ること。 https://coggle.it/diagram/WmrXz_i84QAB3ahv/t/%E5%88%80%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B
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2017.3.4市立図書館 塩野米松さんの聞き書きに興味を持ったところで調べてみたら、数ヶ月前に出たばかりの、遠戚の刀鍛冶を取材した本を発見したので借りてみた。前半は無形文化財の刀工・宮入小左衛門行平、後半は刀まわりの職人として、研ぎ師(兼鑑定)元阿彌光洲、鞘師高山一之、塗師川之...
2017.3.4市立図書館 塩野米松さんの聞き書きに興味を持ったところで調べてみたら、数ヶ月前に出たばかりの、遠戚の刀鍛冶を取材した本を発見したので借りてみた。前半は無形文化財の刀工・宮入小左衛門行平、後半は刀まわりの職人として、研ぎ師(兼鑑定)元阿彌光洲、鞘師高山一之、塗師川之邊朝章、白銀師宮島宏、鞘巻師岡部久男の仕事をまとめている。 人間国宝宮入行平の息子として生まれ、曲節を経て父親の道場を継いで刀を打ち続ける半生を語る。刀職人の仕事ぶり、師弟関係、偉大すぎる父親を持つ息子の物語、歴史のある伝統を継承する者の矜持など、読み応えのある内容だった。 後半のさまざまな職人の話も刀工の話を別の面から補って、職人の激減、武器だった時代と美術鑑賞品になった現代とのちがい、日本刀の歴史的な役割や存在感の変化など、なるほどと思うことがたくさんあった。 3月半ば購入→父の本棚へ
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