児童文学論 の商品レビュー
児童文学に対する文芸批評。児童文学と一括りにしているわけではなく、細分化されて書かれている。昔話、詩、絵本、ファンタジー、歴史小説etc...。 いわゆる文芸批評は、作品そのものについて語るか、作品にかこつけて自分の考えを語るか、作品と社会の関係を語るかなど、いろいろとフォーマ...
児童文学に対する文芸批評。児童文学と一括りにしているわけではなく、細分化されて書かれている。昔話、詩、絵本、ファンタジー、歴史小説etc...。 いわゆる文芸批評は、作品そのものについて語るか、作品にかこつけて自分の考えを語るか、作品と社会の関係を語るかなど、いろいろとフォーマットがあるが、本書の児童文学論は、作品そのものについても紙幅を割きつつも、それはあくまでも読者である子どもを明確に想定したものである。 児童文学とは、とどのつまり読者が限定されるジャンルなのである。たしかに大人が読むこともありえるが、それは客側の視点である。児童文学の作者からすれば、想定される読者は子どもである。 純文学でも娯楽小説でも、作者らはここまで明確に読者を想定していないだろうし、するにしてもそれは年齢によるものではないだろうと思う。 そうすると、児童文学論が児童論に近づくのも当然といえば当然で、本書の批評がどれほど鋭敏なものかは置いとくにしても、著者の子どもへの愛着は強く感じられる。批評の文章としては、きわめて温かいものだった。
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2024年6月13日、クイズで。著書の「児童文学論」(’53年)は、現在でも児童図書館員の必読の書とされているとか。
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2020.9 読んだ。読み切った。が、とても一読じゃ理解しきれない濃さ。各ジャンルの子どもの本についてどういう本を子どもに手渡していくべきか、その判断基準の核になる考えが示される。その確かな眼を養うには自分で実際にたくさん本を読んでその核を熟成させることが必要。子どもの反応を観察...
2020.9 読んだ。読み切った。が、とても一読じゃ理解しきれない濃さ。各ジャンルの子どもの本についてどういう本を子どもに手渡していくべきか、その判断基準の核になる考えが示される。その確かな眼を養うには自分で実際にたくさん本を読んでその核を熟成させることが必要。子どもの反応を観察することも。これからの私にとっても仕事のバイブルになる。日々じっくり再読しながら自分のものにしていく。読書っておもしろいよね。
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児童サービスの基本図書。 2016年に文庫化されて新刊平積みされていたのを見て購入。 カナダとアメリカの児童図書館活動を牽引した著者による本。 児童文学のジャンルを多岐にわたり考察し、優れた児童文学の基準を示している。 自分の成熟を待ったらこの本はいつまでたっても読めないから、絵本の基本図書にはだいぶ触れたと思える今の段階でようやく読んでみた。 半分も理解できないので、注は飛ばした。 もっともっと、本を読んで、子どもに近づかなければ。 読みたい本と読むべき本がたくさん。 ほかにも読む本があったり、仕事のことを考えてやきもきしたり、雁字搦めで心と指がささくれだっている。 でも、私はまず、私が楽しみたいのです。 またいつか。
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